内容説明
本書は、M&Aに関する会計基準等の内容を整理したうえで、実務上の論点になりやすい項目のうち、株式の追加取得や段階取得を中心に取り上げている。多様な再編事例を設例で具体的に示しながら、会計処理と税務上の留意点を解説した。
目次
第1章 組織再編の最近の動向と会計・税務の基本的な考え方
第2章 被取得企業が取得企業の株式または自己株式を保有していた場合の会計と税務
第3章 取得企業(合併存続会社など)が被取得企業(合併消滅会社など)へ投資していた場合(段階取得)の会計と税務
第4章 みなし取得、在外会社取得、決算期ずれ、負ののれん等の会計処理
第5章 関連会社株式となる追加取得の会計処理
第6章 子会社株式の追加取得の会計処理
第7章 有価証券報告書における段階取得の開示例
第8章 総括
著者等紹介
小林正和[コバヤシマサカズ]
公認会計士・税理士。1996年東京大学経済学部卒業、監査法人トーマツ(現・有限責任監査法人トーマツ)入所。1999年公認会計士登録、国内監査部門、金融インダストリーグループに所属。2007年企業会計基準委員会(ASBJ)へ研究員として出向。2010年同法人へ帰任し、金融インダストリーグループ、本部(IFRSセンター、テクニカルセンター)に所属。2013年小林公認会計士事務所開業。2014年税理士登録、小林会計事務所の経営に参画。小林会計事務所、小池公認会計士事務所、はやぶさグループ(稲葉代表)における会計・税務サービス業務、会計監査業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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