内容説明
ウォルテニア軍の罠にかかり、気を失ったハリシャ。彼女を庇った
ラーヒズヤはローラたちに降伏する道を選ぶ。
ハリシャの快復を待って彼女を尋問した亮真は、ハリシャやラーヒ
ズヤたち「マニバドラの民」の立場を聞かされる。
マニバドラの民の高い戦闘力に強い印象を受けた亮真は、彼らを仲
間にしたいと考えるが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
29
ローゼリア王国の城塞都市イラクリオンで、ラーヒズヤは意識不明のハリシャを見守っていた。ハリシャは爆発で重傷を負い、愛象も失ったが、二日後に意識を回復した。一方、御子柴亮真はハリシャとの交渉で苦悩しつつも、彼女との協力を決意。その後、彼は祖父と密談し、次なる戦いの布石を打ち、将来の計画を一歩進めた。また、ロベルト・ベルトランはザルーダ王国の戦いで勝利し、シグニス・ガルベイラも奇襲して来た部隊を撃退し戦術で成功を収めた。そうして帝国の攻勢を止め準備が整えた御子柴大公軍は次なる戦いに向けてザルーダに進軍した。2024/08/19
よっち
24
ウォルテニア軍の罠にかかり意識を失ったハリシャ。彼女を庇ったラーヒズヤはローラたちに降伏する道を選び、二方向への対応を迫られた亮磨が今後に向けた対策を考える第23弾。ハリシャの快復を待って彼女を尋問した結果、ハリシャやラーヒズヤたちマニバドラの民の立場を聞かされ、彼女に協力することを決意する亮真。祖父の協力も得て今後に向けた新たな布石を打つ一方で、ザルーダ王国方面はロベルトとシグニスの活躍がありましたけど、相変わらずいいところで邪魔をする須藤がほんと厄介ですね(苦笑)黒エルフの参陣も今後のポイントですか。2024/10/28
Abercrombie
4
相変わらずどうでもいい独白がページのほとんどを埋める。鬼人族の帰順、ザルーダ戦線での双刃の獅子奮迅、うっとしい須藤の介入、黒エルフの参陣。要はそれだけの話だ。2024/10/02
osiripenpen0
3
時間がいくらあっても足りないという主人公が、どうでもいいことを考えて1章まるまる使ったのにはまいった。そんなこと考えてる暇があったら仕事しろ!夜叉姫の心情まったく掘り下げ無いのも不満だし。ラストだけは期待持たせる感じが良かった。どうでもいい「例えば」を止めてくれればもうちょい話が進むんだがなあ。2024/09/04