内容説明
糸と針仕事をめぐる素敵な10の物語をお届けします。手縫いのうれしさをすぐ味わえる「ダルマ家庭糸」つき!
目次
01 暮らしの基本を育てる雑巾ちくちく 松野きぬ子さん(暮らしの道具 松野屋)
02 手縫いの星を服に連ねて 成瀬文子さん(「atelier naruse」デザイナー)
03 刺しゅうの喜び、手縫いの楽しみ 樋口愉美子さん(刺しゆう作家)
04 「布が好き」から始まる心地よい仕事 大橋利枝子さん(スタイリスト、「FLW」デザイナー)
05 手縫いの服をすらっとおしゃれに 月居良子さん(デザイナー)
06 分かち合って広がる手作りの喜び CHECK&STRIPE(生地・手芸材料店)
07 「DARUMA THREAD」の糸から始まるものづくり 宇南山加子さん(「SyuRo」主宰、デザイナー)
08 縫うことから生まれたたくさんの宝物 皆川みゆきさん(「YAMMA」縫製メンバー)
09 小さな糸のおまじない「背守り」に導かれて 鳴海友子さん(藍染め作家、背守り蒐集家)
10 糸のはじまりは楽しみのはじまり 横田株式会社・ダルマ糸企画チーム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
85
とても手先が器用な母が作ってくれた浴衣や着物、洋服、毛糸の服。私が針を持ったのは多分小学生の頃、一緒にリカちゃん人形の服やお布団を縫ったのが初めてなのかも。その頃家にはミシンは無かったから多分全て手縫いでした。籐の大きな裁縫箱に家庭用ダルマ糸が入っていたことを思い出します。そんな幸せな日々も有ったんだなと今ちょっぴり切なくなっています。進みたかった洋裁学校への道を反対され働きながら半ば反抗的な気持ちで小さな洋裁教室の夜間部へ通ってから自分の裁縫箱はクッキーの空き缶。そこにもダルマ糸はいつもありました。2016/08/27
aquamarine
80
子供の頃、針仕事をする祖母の隣で針山の針を揃えるのが私の仕事だった。そこには何種類かのダルマ糸。懐かしい写真は、鮮やかに過去の情景を運んできた。stitchstoryの中で一番印象的だったのが糸のおまじない「背守り」。縫い目には魔を払う特別な力があると信じられているが、小さな子供の着物には背中に縫い目がない。あどけない子供を守るために母親が施した12針。その一針一針に込めた思いに目頭が熱くなる。今年はマスクを山ほどミシンで縫ったが、今度は手縫いであずま袋でも作ってみようか。ダルマの刺繍のブローチをつけて。2020/08/13
yomineko@ヴィタリにゃん
76
洋裁が得意で、なんでも手作りしてくれた母と祖母。スヌーピー用の布団も作ってくれた!今は猫の布団になってますw雑巾もこれだけ愛情を持って作ればどれだけ掃除が捗るだろう。綺麗なお裁縫箱が欲しくて昨日散々ネットで探したけどなかった😢この本に感化され、飼いぐるみ®の猫の首輪を作ってあげれた!私に服の袖のリサイクル~😊目指せ!手縫い上級者✨✨✨2022/10/31
yomineko@ヴィタリにゃん
71
再読です。手縫いをする人が本当に少なくなっている。とはいえ、一部で手芸、編み物ブームな感じもする。家に裁縫箱がない人も多いらしい。手縫いのぞうきんを大切に使うその心構えが素晴らしい😊少し手をかけると世界に一つだけの作品になったりと刺繍やアップリケで自己主張する!!!今日はお昼休みに靴下の修理をした😊2024/01/10
リコリス
40
「糸のはじまりは楽しみのはじまり」この文章を読んだだけでワクワクしてくる?きちんと型をとった洋服とか難しいものは作れないけどちょこっと小さな刺繍をしたりブックカバーを作ったりちくちくと布に絵を描いたり形にしていくのはとても楽しい。ちょっと魔術師みたいなトレードマークのダルマの顔を見ながら新しい糸のはじまりをくるくると引っ張り出して無心になれる時間って楽しい。何か作りたくなってきた♡2017/11/08