内容説明
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■特集:1958年のギブソン。
連綿と続くギブソンの伝統。その源流を探ると、1958年に起こった革新にたどり着く。
ギブソン。エレキ・ギターを手にするものであれば知らない者はいない、巨大な存在である。同社は長きに渡りギター業界を先導し続け、世界中のギタリスト、ひいては音楽シーンのすべてに影響を及ぼしてきた。もしもギブソンが存在しなかったら現在までの音楽事情はまったく違うものになっていた......と言っても過言ではない。それほどまでに偉大な伝統を確立してきた存在であり、現代ではある種、それが当然のことだと認知されてもいる。
しかし、最初からそうだったわけではない。1950年代初頭、エレキ・ギターが誕生して大衆音楽に根ざし始めたその黎明期においては、ギブソンといえど手探りで試行錯誤を重ねるギター・メーカーのひとつだった。1902年創業の同社は、マンドリンやバンジョーを始めとするアコースティック楽器の分野で着々とミュージシャンたちの支持を獲得しており、そういう意味では当時すでに大手と呼べる存在ではあったかもしれない。ところが、フェンダーによる史上初の量産型エレキ・ギター=ブロードキャスターが発表された瞬間、その時点でのブランドの新旧を問わず、新たなスタートラインが引き直されてしまったのである。
そうして各社による熾烈な競争の中迎えた50年代後期、ギブソンは52年にレス・ポール・モデルを発表してはいたものの、ライバルのさらに一枚上をいく必要があると考えたに違いない。武器となるのは革新的アイディア、創業時から培ってきた高い技術、そして激動の時代における先見の明。それらが合致した1958年、後世で伝統を確立することとなる革新が巻き起こる。そんな1年に思いを馳せる、追憶の旅へと踏み出そう。
◎ギブソン名手写真集 Gibson Gangsta
◎1958年までのギブソン・ヒストリー
◎楽器、音楽、世相から紐解く!1958年にまつわるエトセトラ
◎GIBSON 1958 PRODUCTS 革新はやがて伝統へ
◎再録インタビュー:テッド・マッカーティ
◎1958年のギブソン・モデルが宿すもの。 feat.亀本寛貴(GLIM SPANKY)
◎1958年のエピフォン
■FEATURED GUITARISTS
◎タッシュ・サルタナ
◎オーストラリアが育んだループの魔術師を徹底特集!
■THE INSTRUMENTS
MOOER 極小ペダルの開拓者
■追悼・オーティス・ラッシュ 1935 - 2018
■INTERVIEW & GEAR
◎井上銘
◎Rei
■INTERVIEW
◎トム・モレロ
◎リッチ・ロビンソン
◎本城聡章×橘高文彦(筋肉少女帯)
◎スカート
■New Products Review
◎FENDER/2018 LIMITED EDITION JAGUAR STRAT
◎GIBSON/J-45 SUSTAINABLE
◎ZEMAITIS/A24MF EXL
◎RUOKANGAS GUITARS/UNICORN CLASSIC
◎LANEY/MINI-IRON
◎LINE 6/HX STOMP
◎ELECTRO-HARMONIX/TRIANGLE BIG MUFF PI
■PICK UP
◎PERFECT LOCK BOLT meets あやぺた(Dizzy Sunfist)
◎『Jazz Guitar Magazine』が創刊!
◎GEN GUITAR AWARD 2018が開催!
◎Providenceが提唱する新概念
◎システム・チューナーSTV-1JB
■連載
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎Opening Act TENDOUJI
◎AROMA 黒汁ギタリストのイラスト連載
◎ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
◎ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ