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内容説明
国際会議の舞台裏は、公然と「根回し」の応酬が展開されている場であり、欧米人でも重要な地位にある人ほど根回しがうまいという。洋の東西を問わず「相談上手」「根回し上手」はビジネスパーソンにとって死活的に重要なスキルである。本書は、外資系トップを歴任した著者が、「外資でも通用する根回しの方法」「社内外を動かすための相談のしかた」を、語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
83
根回しは日本固有のものと思われがちだが、欧米にも「NEMSWASHI」が存在する。日本の根回しは水面下で行われるのでネガティブに捉えられがちで「必要悪」とされる。しかし欧米では最善の結果を得るために行われる「NWMAWASHI」は「必要善」◆根回しは、相手との良好な関係を得るためのもの、NEMAWASHIは相手との利害調整、合意形成を得るためのもの◆言葉や習慣の違いから誤解を生まないようにするNEMAWASHI◆大義を重んじるのは世界共通→個別の利益や人間関係よりも、全体の利益を優先する←こにアプローチ!2019/04/25
レーモン
2
目的と状況の把握が大事だなと思いました。どこの経営者を見ていても、会社の目標(絵)を分かりやすく伝える努力をされている会社は、しっかりと成長しているなという感じがあります。最近で言えばソフトバンクの孫社長の株主総会での演説はそれがしっかりと伝わります。そして、その船に乗りたいとさえ思わされます。他の例から見ても、目的と状況さえ見失わなければ間違えることは少ないのだと思います。それが国外であったとしてもです。2015/01/15
Takeshi Nakajima
1
根回しのネガティブなイメージがなくなります。人間力の勝負と言われるとなるほどと思います。2018/02/12
俊彦
0
根回しはキタナイ!そんな日本の考えもあるけれどネマワシの本質と目的についていろいろ書いていて面白い。ただ組織人としては、どうしてもうまくやらないといけない時がある。そんな時にすこし参考になります!相手の立場に立ってかつ自分たちにもメリットをつける落し所とは?!社内で板挟みの人にはオススメです!2015/07/04
O. M.
0
日本の根回しと、海外のNEMAWASHIのやり方を比較し、世界で通じるNEMAWASHIのやり方を指南。具体的な事例説明で分かり易い。「自分がなにを言ったか」ではなく「相手に何が伝わったか」が重要。NEMAWASHIは相手の言うことを「聴く」ことから始める。Logic(論理)と相手に対するBenefit(利益)の説明が大事だが、それ以上にCause(大義)を持つことが大事。など、なかなか参考になりました。2015/06/25