内容説明
オルソープ家の執事は、アディルのドレスを再度『薔薇色(ローズ・カラーズ)』に注文するが、パメラは断ろうと必死だった。シャーロックの婚約者候補であるアディルのドレスを作って以来、クリスの様子がおかしいからだ。一方アディル本人は『夜想(ノア)』にドレスを依頼する。『夜想』の仕立人ミセス・コルベールと闇のドレスとのつながりを探るシャーロック。クリスもまた、ミセス・コルベールに近づいて…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
28
ヴィクトリアンローズテーラー11作。アディル再び。クリスのママを想う気持ちが切ない。クリスとの会話でのパメラの言葉にじんときます。パメラは本当にステキ。イアン先生と上手くいって欲しかったけど。これからどんな展開になるのかな?ユベールはここで決別しちゃうのかな?急いで続き読まなきゃ!2016/10/08
ゆり
7
再読。この巻はやっぱり何と言ってもラストが大好きです。シャーロックようやく腹をくくりました(笑)。おめでとう♪とはいえ「言葉にしたら 戻れなくなる気がして」先の見えない道にふたり飛び込んで行ってしまったんだなあと思うと……私も怖いですね。幸せだけど。クリスもちらちら見える影が不安で…。アディルさまが必死になればなるほど冷めていくシャーロックの場面は、読んでいて痛々しかった。そしてこの巻はクリスとパメラがローストビーフを前に会話している場面がすごく好きです。あきさんの挿絵も全部良いなあ~大好きです!2012/02/20
透馬なごみ
6
ヒューはニードルだったりするのかしらと私が憶測してしまうくらいにはリンダ・パレスの周りは複雑なのかな、と思います。誰かを愛しすぎるがゆえに、誰かを傷つけるのは嫌なものだわ。選択によって傷つけるかもしれないけれど、それでも故意的にはしたくない。故意的って言葉も間違いかもしれませんけど。まぁともあれ、リンダが闇のドレスを仕立て、アディルが着、シャーリーが飲み込まれずに済んだのはリンダのおかげなのかもしれない。もしかしたら恋のドレスを仕上げてもクリスが仕立てたわけではないから惹かれなかったかもしれない。≫2015/05/05
季花
6
シャーリーがやっとクリスに告白しましたね。「……好きだよ」の一言を言うのに10巻分もかかったシャーリーは臆病だなあとは思うものの、やっぱりクリスのことを考えると嬉しいですね。あとアディル嬢が結構感情を露わにしていましたが、それでもやはり彼女は美しいなあと。ラストと彼女の挿絵の美しさに惚れ惚れしてしまいます。クリスとパメラのやり取りも好きでした。パメラは本当にたくましい女の子で素敵だな。2012/11/05
shizuca
5
表紙のクリスの表情に目を引かれます。何かしら区切りがついたのかと読み進めると、アディルとの決着やらユベールとのさよならやリンダとの再開やら忙しい巻でした。クリスが受け身でいいのかなぁと言う気もするけれど、それがクリスの性格だからなぁ。シャーロックにしっかり頑張ってもらうしかないですね。2015/02/04
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