集英社コバルト文庫 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー28 宝石箱のひみつの鍵

著者名：青木祐子【著】/あき【イラストレーター】

集英社（2016/02発売）

• ISBN：9784086016483

内容説明

ロンドン郊外でつつましく暮らすクリスとシャーロック。『薔薇色(ローズ・カラーズ)』の評判も上々で注文が後をたたない。甘い新婚生活を過ごせないシャーロックは心中穏やかではない。そんな時、ベルナール卿なる男性から、妻にドレスを贈りたいという依頼が舞い込み、シャーロックの心は波立つ。新婚一年目の日々を描いた、書き下ろしの『一年目の宝石箱』ほか、短編２編を収録。※まんがは収録されていません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ダージリン]

「１年目の宝石箱」最高です。短い話なのに、結婚後の相変わらずなクリスとシャーリーを描いていて、安心したり、にやにやしたり・・・（直接出てなくても、パメラの助言があったに違いない～）。「灰と青のマズルカ」は意外な展開だけど納得してしまいますね。「鏡の家の恋人」はある意味ディープな話でびっくりしましたが、ワーズワースに興味がわいたかも（笑）。

2012/07/05

[翔（かける）]

アディルのその後を読むことができて、とってもうれしかった！というかアディル、完璧ともてはやされる割には恋愛方面がポンコツすぎて…恋しちゃダメな男ばかり好きになってる…(笑)。ジャレッドとか一番ダメなやつだよー！！ユークリッド王子にはいまいち惹かれなかったのですが、アディルが幸せならそれでいい…けどなんか違う気がするとは思う。　ウイリアム・ワーズワースの物語を入れたのはページの関係だったのかもしれませんが、ヴィクロテの短編集としては入ってない方がうれしかったかなー。新婚生活は安定のラブラブさで良かったです。

2019/10/08

[Norico]

ヴィクトリアンローズテーラーシリーズ28冊目。アディルは、無理めな人を好きになっちゃうのね。なんでもお見通してるっぽい王子様と幸せになって欲しい。ジャレッドとアイリス再登場は嬉しかった。ワーズワースのお話は、途中までシリーズの一環と思ってて、どこでクリスとかでてくるのか探しちゃってました…。最後のマンガかわいかった。

2016/10/22

[もずく]

カーテンコールです！まず表紙の何と素敵で可愛らしいことか！眺めてるだけで幸せな気分になれます。そして新婚生活、クリスが甘え上手になっていたのが嬉しくて、相変わらずなシャーリーににやにやしました(笑)全英みつあみほどき選手権(笑)そして待ってましたジャレッド！彼なりに幸せになってほしいものです。それからあきさんの漫画だよー！クリスがむぎゅっとシャーリーを黙らせる一コマがツボでした(笑)あとがきで青木さんも書いてましたが全体の雰囲気が素晴らしい！いいぞジャレッドもっとやれ←　またいつか彼らに会えますように！

2012/12/03

[ゆり]

書き下ろしの短編ふたつ……すっごく良かったです！完結後の短編に至るまでこのクオリティの高さはさすがとしか。うん、シャーリーは面倒くさい旦那さんだな……あしらい方を身に着けてるクリスが素敵。というか話の真相がみえるとクリスがかわいそうな…もっとちゃんと奥さん思いやってあげようよ！ま、なんだかんだで甘々で読んでいて幸せすぎました♪アディルさまのお話、心から、読めて良かったです。彼女がシャーリーとクリスの恋について語ってる部分が素敵すぎ。あとふたつは雑誌で読書済み。ミルカとのつながりも、うっすら見えてきたかな。

2012/07/01