内容説明
リボンを愛するちいさな淑女フリル(「恋のドレスとプリンセス・リボン」)、詩人に恋愛指南されながら失恋ばかりのジェイン(「黄色い花の法則(ルール)」)、舞台役者キースに心酔するエル(「さびしがりやの王子」)、雑貨屋で見かける謎の青年に想いを寄せるダイアナ(「あなたに眠る花の香」)。恋のドレスを求めて『薔薇色(ローズ・カラーズ)』を訪れる少女たちの物語に、クリスとパメラの出会い編を収録した番外短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
24
ヴィクトリアンローズテーラーのシリーズ8作目の短編集。プリンセスリボンのフリルちゃんと「薔薇色」の出会い。うーん。やっぱりかわいい。最後の「扉をあけるマリア」は、クリスとパメラの出会い編。パメラかっこいい。2016/10/05
AKI
14
この作品のシリーズの空気というか、雰囲気が心地よくてとても好き。今回は短編集なので、ほのぼのした作品を楽しんでいたら、最後の「扉をあけるマリア」でパメラの過去が描かれて、いつも華やかで自信に溢れているパメラの壮絶な過去と逃亡劇に胸を打たれた。パメラにとってのクリスの存在の大きさ、大切さが強く伝わってきた。娼館の追手は二人を捜す事を諦めたのかが心配。毎度の事ながら、イラストのあきさんがイメージ通り、いやそれ以上に素敵なドレスを絵で表現してくれるのが素晴らしい❤️2019/02/03
かや
9
どのお話も素敵だった。気になっていたフリルとの出会いと、クリスとパメラの出会いが知れたのが嬉しい。フリルかわいいな。この頃のまだまだ距離感があるクリスとシャーロックの関係が微笑ましい。パメラの過去は何となく出てたような気がするけどこんな生い立ちだったのか。クリスとパメラが手を取り合って一歩踏み出した時が凄く印象的。この時からクリスとパメラ、お互いがかけがえのない大切な存在になったんだということがよくわかるラストシーンだった。2016/08/09
shizuca
8
短編集。本編だとラストが暗くなりがちだけど、主人公が変わるとラストが明るくてにっこりできる。リルの話もよかったし、車輪を持ち上げるお嬢様の話もよかった。パメラの話は、伏線ともとれる表現があって、これは次作からの展開にからんでくるのかとも思ったり。パメラが一段と好きになる一冊でした。シャーロックはあいかわらず。2015/01/17
なかよし
7
短編集。 ステキなお話ばかりで大満足。2016/12/17
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