内容説明
ようやく母のリンダと再会を果たしたクリスは、ジャレッドの制止も振り切り、リンダと行動をともにすることを決める。これ以上、リンダに闇のドレスを作らせないためだ。そして向かった先は、スコットランドのマクダフ城。リンダの愛するヒューバートの城である。一方、シャーロックはクリスを連れ戻すためマクダフ城を訪れるが…。恋のドレスと闇のドレスに翻弄される恋人たちの運命は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
19
ヴィクトリアンローズテーラーシリーズ20冊目。アイリスは、ただお母さんが好きだっただけなのね。コーネリアもクリスも、母に愛されたい子どもたちの切ない物語。リンダとミセスコルベール、アイリス、そしてリコはこれからどうするのかな2016/10/10
紅羽
9
ようやく長かった試練に光が差したようです。今回は文句なくシャーリーが格好良かったです。二人の絆は離れる事で更に強くなりましたが、実際二人を取り巻く問題、身分という溝はそのまま。これからは、その試練に立ち向かう事になりそうですが、一先ずは二人がまた寄り添えて良かったです。アントニーの運、まだまだ余ってますよね。そうでないと彼が憐れです(笑)2012/09/14
U
9
リコが怖くてアイリスが苦しい。いやー、リコ、生理的に受け付けないー。クリスもシャーリーも、今回めちゃんこ頑張ってる……!でも一番はアントニーですかwwww シャーリーの役所が王子様っぽいのにジャレッドの方がより恰好良いのは何故なの(笑)。エピローグ前のラストシーンが何だかすごく綺麗で甘やかで好き。挿絵のクリスも美し過ぎる。パメラと一緒に予断を許さず、でもほっと一息です。2011/09/05
もずく
8
あきさんのイラストがかなり少なかった気がするけれど何かあったのかな?気のせい? とりあえずシリーズ20冊目になるとこれまでの登場人物が結構入り乱れるから思い出して整理するのに必死。 クリスの心が途中わからなくなったけれど、恋する少女でほっとしたのでした。でももう臆病さは消えつつあるよね。これぞ変化、成長である。 アントニーの運がこれで尽きない様に願いつつ(あきさんが大好きだもんね(笑)というか彼はシャーリーをよく理解しています)。2011/09/06
ダージリン
8
シャーリーについては良くやった!の一言に尽きるかと・・・。騎士になることを選んだジャレットはもったいないぐらい格好良く、いい人だった。2010/06/07