内容説明
再会したクリスに思いがけない別れを告げられたシャーロック。失意のシャーロックは、モアティエ公爵家の令嬢コーネリアの恋愛騒動に巻き込まれ、ある決断をすることに…。一方、シャーロックを忘れられず、辛い日々を送るクリスは、ジャレッドから母リンダの居場所を聞き、母に会いにいく。それぞれの恋の行方は…。ヴィクトリアン・ラブロマン、シリーズ急展開!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
24
ヴィクトリアンローズテーラーシリーズ19作目。モアティエ一家にほのかな光がさしたような結末。とはいえ、ドロシアがしただろうひどいことは償って欲しいような…。コニーの娘は生まれてすぐ亡くなった?とあったけど、もしかして…なんて色々先が気になります2016/10/10
U
12
シャーリーボッコボコですね! でもドレスで分かるほどでろでろにメロメロ……(笑)。エドとクリスの会話が何だか胸にきた。ドロシアさんがもう怖い……いや一番悪いのはヘンリーだと思うけどね……っていうかあんたもっともう一人の娘のことも気にかけなよとか思ってしまう。だからコーネリア苦労するのよ! でもビアードとらぶらぶになってくれて良かった。それに比べシャーリーのぼろぼろっぷり……パメラの「そればっかりね。あんたは。少しは〜」のところが可笑しい。アディル様が良い人。なんとなく明るくなってきた感じで嬉しいです。2011/09/05
ダージリン
12
シャーリーの落ち込みと立ちなおりと開きなおりに感嘆しました!コーネリアの駆け落ち騒ぎにもはらはらしました。かなり盛り上がっているので、続きを早く~!2010/03/08
紅羽
10
鬱々とした展開の連続で、どうなるのかハラハラして読みました。取り敢えず、モアティエ公爵家編に区切りがつきましたが、ドロシアさんの結末にはモヤモヤが残ります。コーネリアとビアードはようやくハッピーエンドが訪れて安心しました。幸せになって欲しい二人です。後、この巻辺りからアントニーの株が私の中で急上昇しました(笑)ご主人様の為に料理までするなんて!!可愛過ぎます。2012/09/14
椿子
10
エドがクリスを慰めるシーンと、パメラとクリス、アディルが仲良くなってるところが良かったな。詠むたんびに私の好きなものが一杯詰まってる小説だなあと思う。クリスが派手な子じゃないのもポイントが高い。ときどき「!」がついた、演劇調の口調が入るのが気になるけど(このまま唇を奪えばよかったのか!とか…)凄く純度の高いコバルト文庫だなあと思います。コバルトの中では一番じゃないかなあ。浮ついてない感じが好きです。ちゃんと身分を描いている所も登場人物が生きているところも。2011/09/20