集英社コバルト文庫 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー21 恋のドレスと湖の恋人

著者名：青木祐子【著】/あき【イラストレーター】

集英社（2012/02発売）

• ISBN：9784086014649

内容説明

スコットランドにある、マクダフ城を脱出することに成功したクリスとシャーロックは、安宿(イン)に身を潜めていた。改めてクリスを愛していることに気づいたシャーロックは、階級を超えクリスと一緒になる決意を固める。一方、クリスの留守を守る『薔薇色(ローズ・カラーズ)』のパメラのもとに現れたのは、マクダフ城の混乱で行方知れずになった、クリスの母親で闇のドレスの縫い子である、リンダ・パレスだった！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[もずく]

ついに、ついに二人で未来を歩むための一歩を本格的に歩み出したと思います！　アイリスの独白はちょっと今更なような気がして「ああそうだっけ」みたいになったけれども。 ここからがまた長いのかなぁ、また別れてしまったりするのだろうかと心配ですが、頑張って欲しいものです。それにしてもクリスが仕事着以外のドレスで表紙を飾るのは初めてじゃないかな？　仕事着でもカラーバリエーションはあったにせよ、何だか嬉しい。そういえば髪型もみつあみじゃないから新鮮。

2011/10/14

[Norico]

ヴィクトリアンローズテーラーシリーズ21冊目。マグダフ城から脱出したクリスとシャーロック。2人だけの幸せな期間を過ごせてよかったけど、クリスのこと信じて待ってるパメラ、手紙だけの近況報告でなんだかかわいそう。そしてイアン先生の決断を知ったらどうするんだろう。

2016/10/10

[ダージリン]

今までになく甘いんだけど、ところどころ笑えるのはシャーリーのおかげ？２人とも強くなったんで次回ハクニール家に乗り込むのが、楽しみです。イアン先生にもパメラのことをあきらめないでほしいな～。

2010/11/05

[ゆり]

クリス視点から読むと、恋の苦しみやよろこびに真摯に応援してしまうのですが、シャーロック視点からだと、ひたすらおかしくて笑い転げてしまうのは、なぜ…そしてイアン先生、えー！とびっくり。クリスの恋がひとまず落ち着いた？分、パメラのことが一層気になります。後、アントニーは良い人すぎて…彼は今回、いろんな人にいくつも名台詞を残してくれて、ますます株が上がりました。なんにせよ、表紙から最後のあきさんの漫画まで、本当に素敵過ぎました。大満足。

2010/10/31

[U]

表紙からすでにうっとり。あきさんのコメントにも爆笑。アントニーの「捨てないでください」本当に名台詞ですね！　シャーリーは乙女だなあああ、とにまにまが止まらない。気絶するクリスが可愛い。髪を下ろしているクリス、私も好きだなあ。普段も素敵だけど、そうすると儚いのに芯が通っている感じが窺えて、すごく綺麗。アイリス……複雑だけど、いつかクリスと友達になれたらいいな。パメラの未来も気になる。でも、パメラとクリスは、シャーリーとクリス以上に、いつも一緒のイメージがあるので、離れ離れになってしまったら哀しいなあ。

2011/09/06