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内容説明
哲学する自動人形、シルベストリの抜刀術が勝とゴイエレメスと迫る!死闘の果て、シルベストリが到達した「真理」とは…!?そしてついに、全世界に終末の夜の帳が下り…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流之助
23
平和な日常は、非日常へと変化するための布石。絶望のためのフラグ。「ぜひ」って出てくるだけで絶望感が凄い。シルベストリ戦の結末とか、コロンビーヌの感じとか、そもそものフランシーヌ人形のエピソードとか、自動人形にもいろいろあって、しろがね-Oも人間も一枚岩じゃなくて。みんな混沌としていて、うまくいきそうでうまくいかず焦らされる。これらが全部収束して一つのところに落ち着く結末を期待したい。最後の大きな戦いの幕が開ける。語りもケレン味たっぷり。鳴海はどう絡む?2018/03/01
ホシナーたかはし
9
再読。カバーが江戸川乱歩作品ぽい。勝の修行を、フゥとギィが解説。盆踊りもサーカスも輪。人間は弱いから群れなきゃ生きられない。超名言来ました。機械じかけの神までの幕間が、何度読んでもつらい。2016/06/18
むきめい(規制)
5
ゾナハ病に。2017/03/12
かお
4
ヨハネの黙示録2015/09/18
貴人
4
今巻はジルベストリの話につきるだろう。腕が剣というだけで人間そっくりなオートマター。なにかティム・バートンの「シザーハンズ」を思わせる設定ですね。ストーリーもまさにそんな感じで、一本に映画になりそうな悲しくも美しい話である。多くの言葉を使わなくても、空っぽの部屋で彼の心の空白を表現し、花売りの少女との出会いで彼の微かな温かみを見事に表現している。命は尽きても繋がり続ける人間の想いという展開も後の鳴海のブロム・ブロム・ロー戦と繋がっていて良い。「オジさんの手が剣じゃなかったら。ぼくは、手をつなげるよ。」。2014/12/06