内容説明
東京品川の閑静な住宅街で殺害された木曾妻籠出身の女性。事件を追って木曾路へ向かった浅見光彦は、同じ木曾路の馬籠で、ほぼ日を同じくして東京の女性が殺されていた事実に驚く。歴史ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はかり
9
内田康夫は初読。文体はやや古風だが、読みにくいことはない。入り組んだ事件を詳細に且つしつこく追うのは浅見光彦。この浅見は著名なシリーズになっているそうだ。皇女和宮にこんな謎があるとは知らなかった。歳を取っても知識や知恵がついてこないのは困ったもの。2018/12/11
ニゴディー
3
浅見光彦シリーズ。 個人的には今まで読んだシリーズの中では上位かな。 人間関係がごちゃついてる印象はあるけど、全体の流れとしては昭和のサスペンスドラマのお手本のような感じで安心して読める。 しかしシリーズは好きなんだけど光彦の性格はやっぱり嫌い。 今作も相も変わらず人を食ったような感じは鼻についた。 まあ定番シーンが大好きなんでそれを目当てということでその性格も受け入れることにしてる2024/06/27
もかすけ
3
和宮にはさらっと触れただけ程度。兄の権威をカサに着て、3つの警察を翻弄?するというめずらしい展開。最後はちょっと冷たすぎるんじゃないか。光彦童貞説もうなずけたりする。2023/10/26
涼
2
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2012/11/post-6595.html2017/02/28
トッチ
1
和宮に関係する事件の話なのですが……。 まず、登場人物の名前が変わりすぎです。誰々が昔こういう名前で。あ、ということは、あの人の血筋の人? こういう人か何人か出てきて、訳が分からなくなります。 そして謎を解いていくのですが、最後に、あ、これは和宮の呪いとかそういうのじゃなく、殺人事件の犯人探しだったよね。ってなりました。2022/01/20