内容説明
名探偵・浅見光彦のもとに届いた一通の手紙から、芳香が立ちのぼった。「四月十日午前九時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。新進気鋭の調香師殺害事件に巻き込まれた浅見は、十年前に起きた、天才調香師殺害事件との奇妙な符合に気づく。華やかな香水産業の裏側、熾烈な開発競争の暗部。手探りで進む浅見の前に現れた三人の美女は、絢爛たる香りで名探偵の嗅覚をも狂わせていくのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロネコバス
12
人気の浅見光彦シリーズ(らしいです)。初読みですみません(^_^)a。携帯電話初期の設定で、使いこなせてないのが残念でした。wikiによると、国広富之、水谷豊から最近では中村俊輔、速水もこみちまでが演じたらしく、しゅっとしたイケメンイメージ。読んでいる間は、もうちょっとボンボンでブルゾンちえみの後ろの人のイメージだったかなぁ。2018/01/11
しんた
12
割と最近の作品でメールも登場する。鉄板の冒頭シーンが衝撃的過ぎて読まずにはおられない。テーマが香水ということもあり、華やかさが彩る。ただ設定が入り組みすぎで終盤著者が出自を間違っていたりする。動機トリックはいつも通り期待はできない。栃木ガイドマップ2017/01/29
330
6
久しぶりの「浅見シリーズ」。いつもながら読みやすく。そして舞台は我が栃木県。2014/03/28
てふてふこ
5
シリーズに出てくる刑事役は好きになれる人となれない人、結構はっきり分かれますが今回の山北さんは駄目でした。香水をメインに東京から栃木へ行ったり来たり忙しい浅見さん。「風蔡の城」の登場人物が出てきた時は年齢の問題どうする?!と思ったが、ノータッチで安心しました・・。2010/12/14
ひまわり
4
久し振りの浅見光彦。2023/10/20