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内容説明
観念・革命、生・存在、そして不条理......。マルクスとハイネ、レーニンとトロツキー、フッサールとハイデガー、サルトルとカミュを対比的に展示。近現代の西洋の基本概念を作った哲学者たちのエスプリに迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
角川文庫版千夜千冊12冊目で、西の世界観のⅡです。この中で紹介されている本は私もかなり読んだ本がありました。読んでいて気付かなかったことなどがあり松岡さんの読み方が凄いと感じられるものが多々ありました。ヴィルヘルム・マイスター、戦争論、経済学・哲学草稿、ツァラストストラかく語りき、魔の山、悲しき熱帯などなどです。まだまだ続くのでしょうね。2019/11/06
ばんだねいっぺい
23
大ゲーテ。ここにおけるドイツの存在感たるや。ニーチェは、アフォリズムしか読んでなかったけども、正解かも。永年気になってた「魔の山」を読まなければ。2020/06/21
Akito Yoshiue
11
リデル=ハートの『第一次世界大戦』が面白そう。2019/10/31
岩間 宗達
1
読了。ヨーロッパの哲学・思想史を中心に鍵となる著作を続々紹介。今回特に注目したのはレーニンの「哲学ノート」レーニンは本をノートのごとく使いこなしたという。本に書き込みをするのは赤ペンや蛍光マーカーで線を引くくらいなので、私も感じたことやアイデアを余白に書けるようになりたい2024/03/28
Yoshi
1
歴史的背景、伝記的背景、博学さに感銘を受ける書籍。 ドイツ哲学の歴史は人工知能の歴史と結びつく。論理演算だけでは知能は説明がつかず、知識を必要とした。しかし、知識はどうやって得られるのか?アブダクション。それは、どのような方法か?(意識)現象に着目するのか?社会構造に着目するのか?無意識的知能?本質はあるのか? 集合知を用いた統計では本質はブラックボックス化される。 本質を追求する新しい方法が必要ではないか? 著者は、ホワイトヘッド、ワイル、フッサールを例にあげていた。2023/08/17