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内容説明
本は書かれるだけじゃない。読まれるだけでもない。創られるものだ。書物を愛し、膨大な英知を逍遥してきた松岡正剛が、本のさらに向こう側へと突き進む。
編集、造本、活字、挿絵、写真、翻訳、校正、装幀、組版、製本、書店、本棚、書評、選書……。この、愛しき本の修羅たちよ!
一冊の本が作られて読まれる、その「裏側」まで覗き見て、書物を深く深く愛する術を語りつくす。書物を愛するすべての人に捧ぐ、究極の「愛書術」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
82
松岡さんの千夜千冊の最新版で「読書の裏側」ということで本がどのようにして書かれているのかについての本について考察をされています。全体で5章構成でとくに3章以下が楽しめました。第三章では「本の企画を読む」では「時代をつくった編集者101」が印象深いものでした。第四章の「本棚を読む」では私も既読の本が多く松岡さんに比べると読みこみ方の貧弱さが明らかになりました。第五章では「岩波文庫の赤帯を読む」が面白い分類法をしていました。2022/07/30
緋莢
18
図書館本。1冊目が青木正児『華国風味』。著者は青木正児について<青木正児を読むのがおもしろいのは、なんといっても扱う題材と文体のせいである。水墨山水の石濤に関する文章なんて、たまらない。一字一句が、一行一行が格別の風味をもっていた>とあり読みたくなりました。また、寺島珠雄『南天堂』、一階が書店、二階が飲み食いできる喫茶を含むフランス料理部があったというのも面白いのですが、それを営んでいたのが松岡虎王麿という名前の人というのも凄い(トラオウマロとよむ。本名で父親も寅男麿と書いて、トラオマロとよむ)(続く 2024/04/07
古本虫がさまよう
6
言いたいことをいろいろと言っている書評風エッセイ本。ふうむ、なるほど、とはいってもねぇ…と感得するような本でした。選ぶ本、選んだ本の読後感は人それぞれだし。2022/10/15
Shori
3
Web 新書365が気になる2023/02/07
Riko
1
図書館で借りた2022/09/03