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内容説明
第一章 文明と民族のあいだ
ジグムント・フロイト『モーセと一神教』
アーサー・ケストラー『ユダヤ人とは誰か』
ノーマン・コーン『千年王国の追求』
バーナード・マッギン『アンチキリスト』
アモス・エロン『エルサレム』
デイヴィッド・グロスマン『ユダヤ国家のパレスチナ人』
第二章 聖書・アーリア主義・黄禍論
旧約聖書『ヨブ記』
ルネ・ジラール『世の初めから隠されていること』
レオン・ポリアコフ『アーリア神話』
ハインツ・ゴルヴィツァー『黄禍論とは何か』
エルマンジェラ『第一次文明戦争』
エドワード・サイード『戦争とプロパガンダ』
第三章 東風的文明
徐朝龍『長江文明の発見』
古賀登『四川と長江文明』
宮本一夫『神話から歴史へ』
林俊雄『スキタイと匈奴』
第四章 鏡の中の文明像
ナヤン・チャンダ『グローバリゼーション』
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』
フェルナン・ブローデル『物質文明・経済・資本主義』
オスヴァルト・シュペングラー『西洋の没落』
アーノルド・トインビー『現代が受けている挑戦』
コンラート・ローレンツ『鏡の背面』
ダニエル・ベル『資本主義の文化的矛盾』
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』
ラジ・パテル『肥満と飢餓』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
松岡さんの千夜千冊文庫版3冊目です。ホームページやハードカバーの分厚い本で読んだものもありますが、25の評論のうち未読が7割くらいでした。本当に読書評論家ですね。第4章の「鏡のなかの文明像」がやはりなじみの本が多く自分の印象との違いがよくわかります。2018/11/23
kasim
35
西欧文明の鍵としてのユダヤ人を扱った第1部が圧倒的に面白かった。対象作品が面白い項と著者の評が読ませる項とあるが、『ヨブ記』の読みなどはその両方。昨年、まったくの偶然から『ゴーレム』『ファージング』『高い城の男』『聖餐城』『珈琲相場師』と読む本に次々ユダヤ人の問題が出てきたのを思い出した。それにしてもハザール人は謎めいている。グローバリゼーションを考える第4部も大切なのだけど、問題が重すぎて読んでいても気持ちが沈む。2022/01/31
阿部義彦
20
千夜千冊エディションの三冊目ですが、ごめんなさい松岡さん。今回は私の弱った顎では噛みきれない位、置いてけぼりにされた気分です。後半の文化の方は何とかついていけましたが、前半の文明とくに宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)に関してはよく分からずじまいでした。私が宗教で興味があって読んだのはニューエイジと禅だけなものでしたので、m(_ _)m。字面だけ追った感じです、また興味を持ったら読み返すかも知れません。2018/09/23
エジー@中小企業診断士
15
文明は「強奪」「横取り」「搾取・吸収」を徹底美化してきた。本書は二つの視野が交差する。ひとつは、ヨーロッパ文明・中東文明・中国文明・遊牧文明の「始原の謎」、モーセやヨブ記、黙示録やアンチキリスト。黄河文明に隠されてきた長江文明とその外部の遊牧文明。もうひとつは、その後の文明が権力や資本や技術によってどんな「成長の矛盾」をもったのかという点だ。「文明が隠してきたこと」…「グローバリゼーション人類5万年のドラマ」「闇の奥」「国家と私の行方」「物質文明・経済・資本主義」「肥満と飢餓」「鏡の背面」「西洋の没落」2025/09/14
ライクロフト
9
千夜千冊エディション3冊目。この巻でも、すでに読んだ本より、タイトルは知ってるもののまだ読んでない本の方が多かった。とりあえず「最初に読むといい」と書かれていた『グローバリゼーション』から読んでみますか。いくつか載ってる松岡氏の本へのマーキング写真が見ていて楽しい。『多読術』とかにも載ってたけど。私自身は未だにマーキングや書き込みを効果的に行えていない。仮に千夜千冊エディションにマーキングしはじめたらマークだらけになってしまうと思う。2019/05/11
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