創元推理文庫<br> 図書館島異聞 翼ある歴史

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創元推理文庫
図書館島異聞 翼ある歴史

  • ISBN:9784488556051

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内容説明

帝国オロンドリアを二分した大乱は、書物と言葉を巡る戦いでもあった。そのただ中を生きた四人の女性たち――貴族出身ながら戦いにその身を投じた剣の乙女、彼女を愛した遊牧民の歌い手、帝国を支配する思想を創り上げた男を父に持つ女司祭、そして反乱の指導者である王子の秘密を知る王家の娘。彼女たちは正史から葬られようとしているそれぞれの物語を、自らの言葉で語り始める。響きあう四つの物語からやがて立ち上がるのは――デビュー長編にして世界幻想文学大賞など四冠『図書館島』の著者が贈る、書物と言葉を巡る傑作本格ファンタジイ。/解説=河野聡子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

38
『図書館島』の姉妹編になります。かなりハードな物語になっているという印象を受けました。戦いに身を投じた乙女、彼女を愛した遊牧民の歌い手、帝国思想創始者が父親の女司祭、反乱の秘密を知る娘。正史の影に秘められた歴史が語り始められたとき、ファンタジーの醍醐味を見せ始めるような気がしました。書物と言葉が全てを物語っているように思います。2023/12/08

たこのまくら

6
異聞とあるけれど、どちらかというと前作よりもこちらの方がオロンドリアという世界を語る上では本筋かな。前作でジェヴィックが巻き込まれたクーデターが如何にして起きたのか、そしてその顛末を関係者四人の視点から描くお話なので。しかしやっぱりこの世界観がいいなあ。ちょっと話の流れが掴みにくかったりもするんだけど、雰囲気がとても好み。もっとこの世界に関する物語を書いてほしいな。2024/01/13

アヒル

5
格調高い文章に気が付くと没頭させられている。いちいち全部かっこいい。哀れなるものたちをちょっと思い出す面もあった2024/03/17

日月

3
圧巻の最終話。「次に目を開けたらいいよと言って」。まさかの超展開に度肝を抜かれつつも、この大技こそファンタジーの醍醐味なのかも。これにくらべたらやや小粒だが第二話もなかなかいい。父の死後、女司祭の危機に手をさしのべる親戚たち。女司祭の欲しかったものは肉親の愛だったんだなあとつくづく思わされた。2023/07/01

ふゆきち

3
『図書館島』の直接の続編。ずいぶんハードな話になりました。原題を見てもわかる通り、比重は『翼ある歴史』の方に。『巻の三 音楽の歴史』のリズム感が好きです。2023/02/03

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