内容説明
名古屋については、信長から書きはじめたい──戦国の世に多くの武将を輩出した美濃、尾張、三河。桶狭間への道で信長と今川義元を思い、徳川発祥の地、松平郷で家康の生涯を考えたが……。著者急逝のため未完となったシリーズ最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
64
夏休みの旅行は岐阜に行こうと思って、予習に読みはじめました。しかし、司馬さんの絶筆ということで、美濃にはたどり着かず、尾張と僅かに三河に入って終わってしまいます。桶狭間や徳川家のルーツなど興味深い話が展開されていただけに、斎藤道三とかも扱ってほしかったです。2022/08/11
kawa
39
遂に最終巻到達。超長編「徳川家康」(山岡宗八著)読書中なので、濃尾や参州(三河)は楽しみに取って置いたのだけれど、本作が絶筆作だったとは、うかつにも読み出すまで知らなかった。桶狭間や徳川家発祥の松平郷などに足を向けて、足りない部分は、安野光雅画伯の画やエッセイ等。25年に渡る長期間の業績、私も読了に2年半、充分楽しませていただいた。これからも座右の書として重宝することだろう。司馬先生ありがとうございました。2022/03/01
金吾
37
未完なのが残念ですが、桶狭間や徳川家の先祖の話は面白かったです。街道をゆくを読んでいますと訪れたことがある場所はその当時を思い出して楽しいですし、新たに行きたくなる場所が見つかり有意義な時間を過ごせました。また1巻に戻って読み直そうかなと思います。2022/09/29
kawa
36
(再読)来週、名古屋方面旅行予定のため予習的再読。桶狭間や徳川発祥地の三河地方に触れて、残念ながらの絶筆巻。同掲の安野画伯のスケッチ画から推測すると、名古屋城、犬山、岐阜周辺が未掲載か?…どんな紀行文になったかを氏の小説群から想像するのも楽しい。取りあえず信長の足跡を辿って、清州城、熱田神宮、桶狭間行きは候補かな。安倍龍太郎氏「『英雄』を歩く」の「信長と桶狭間」「家康と桶狭間の敗戦」部分も並行読了。2022/11/14
koji
34
「街道をゆく」全冊読破を目標にランダムに読み始めています。9巻目は、2年前まで名古屋に住み、昨年は大河「家康」に嵌ったことから最終巻を選びました。YOUTUBEで映像ドキュメンタリーも見ていたので、スッと入れました。さてこの巻の特徴は、鶴田光敏先生、馬島慶直先生、舟橋利彦先生という3名の医師の存在と、何となく病気の話が多いこと。死を予兆していたのでしょうか。もの悲しさを感じます。ただ本書に併録された「安野さんと編集者の『余話』、取材時の風景」を読み見る限り、とても当時死を目前にしていた感じがしません。哀悼2024/09/01
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