朝日新聞出版<br> 街道をゆく 34

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader

朝日新聞出版
街道をゆく 34

  • ISBN:9784022644886

ファイル: /

内容説明

後醍醐天皇、一休、利休、狩野永徳、小堀遠州など、多くの貴族、大名、文化人と縁の深い地を散策する「大徳寺散歩」。全国に4万社余りあるという八幡神社の故郷に古代を思い、福沢諭吉の人間性を育んだ道を歩く「中津・宇佐のみち」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

57
2014.01.22(01/22)(初読)司馬遼太郎著。 01/21 (地元、宇佐から先に読みます-i-miya) ◎八幡大菩薩。 八幡(はちまん)といいやはたという。 いずれも八幡神(はちまんしん=やはたのかみ)のことである。 この神はもっともはやい時代に仏教に習合したから「八幡大菩薩」などという。 日本の津々浦々に多い神々といえば、天神(天満)さんに八坂神社、それに御稲荷さんだが、わが八幡宮はそれらを超えて全国四万余社ある。  2014/01/22

Book & Travel

42
大徳寺散策に合わせて購入。大燈国師から一休や沢庵といった個性ある名僧、更に利休や遠州など大徳寺に纏わる多くの人物と出来事について、膨大な知識に基づいて深く掘り下げられ、これ一冊で散策の楽しさが大きく増した。世俗を寄せ付けない厳しい禅風を持ちながら、なぜ多くの権力者の支持を得たのか解り、興味深かった。中津・宇佐の方は馴染みのない地域だが、八幡宮の総本社・宇佐八幡宮、黒田如水や細川忠興が整備し福沢諭吉が育った中津と、話題豊富で飽きさせない。特に道鏡の宇佐八幡宮神託事件の掘り下げ方と、城井谷の悲劇が興味深い。2016/08/22

kawa

37
コロナ禍、月末または月初は「街道をゆく」が恒例化。グーグル・マップも駆使してリモ-ト+誌上旅に。で、今月は俗化を拒み静けさを守る大徳寺と、道鏡の皇位を巡る偽神託事件で有名な宇佐神宮を中心とする中津・宇佐のみち。「禅は天才の道で、なまなかな人間がやるとかえって毒」が持論の司馬先生。大徳寺の確かな禅匠・戸田義高氏からその話題を振られると「いや、そのことは他日。・・・・・・」の司馬先生に可笑しみ。直前に読んだ「風よあらしよ」の主人公・伊藤野枝の前夫・辻潤の話題が出てくることにもびっくり。  2021/07/02

金吾

19
大徳寺の話も面白かったですが、宇佐・中津はより面白かったです。特に宇佐八幡の話と如水、宇都宮氏の話はお気に入りです。2021/03/18

aponchan

17
司馬遼太郎氏作品乱読のうちの一冊。シリーズ未読も残りわずか、大切にゆっくり味わった。両方のみち共に、土地勘なく、情景を思い浮かべて、行ってみたいと思った。一休宗全、黒田如水、細川忠興。印象深い人物だった。2023/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/486280
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数43件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす