朝日文庫<br> 街道をゆく 〈38〉

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朝日文庫
街道をゆく 〈38〉

  • 著者名:司馬遼太郎
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 朝日新聞出版(2015/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022644923

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内容説明

私どもの血の中に、北海の怪獣狩人の血がまじっていることを知っただけで豊かな思いを持った──流氷寄せる北海道の海辺に、謎の海洋漁労民族「オホーツク人」を訪ねる旅。北辺に消えた民族を追いつつ、日本人とは何かを地球規模で考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壮の字

58
今回の固め読みでは、白河の関を越え、会津、羽州、佐渡、仙台、石巻、秋田、陸奥、ついには津軽まで北上してきた。街道前半の案内人はやはり芭蕉翁、そして最後は太宰。さらに、あちらこちらで静かに自己を主張している存在があった、それはオホーツク人。このながれを掴んで未読巻をこなしておく。北海道の最涯て、新しい文明になじまない人びとが辺境へ辺境へと追いやられながらも、先祖から受けついだものをしっかり遺してくれていた。そのメッセージを受信する考古学者たちの”古代への情熱”の物語。土器は「第二の胃袋」、農耕よりも古い。2020/02/29

さつき

13
ムック本『司馬遼太郎の街道をゆく2』を見てオホーツク人の存在を知り、本編も読んでみたくなり手に取りました。北海道オホーツク海沿いに住み海の恵みに寄って生きた狩猟採集民で、アイヌ文化に先行し影響を与えただろうとのこと。極寒の地で竪穴式住居で暮らしていたのかとまずはそこで驚いでしまいました。が、様々な食料をもたらしてくれるオホーツク海があり、狩猟採集をする人にとっては生きやすい場所だったとのこと。他にも山靼貿易の話し、江戸時代の樺太探検の話し、昭和14年のソ連船遭難事件など興味深いエピソードが多かったです。2015/12/05

CTC

12
09年朝日文庫新版刊、初出は92年4〜12月の週刊朝日連載。“オホーツク街道”の巻。「私はズボンのすそをたくしあげて、毛脛をみせた」。半島の人々やモンゴル人は「脛に毛がない人が多い」のだそうで。当巻は1冊を通して、我々の体毛のルーツになっているかもしれないアイヌの人々について想いを巡らしている。特に印象的なのは、アイヌと密接な関わりがあるとされるオホーツク人の遺跡(モヨロ貝塚)を発見した米村喜男衛氏ら研究者たち。登呂遺跡発掘で敗戦直後のひとびとに「しずかな勇気をあたえた」後藤守一氏やその教え子たちなど。2018/05/22

時代

11
オホーツクをゆく。歴史というよりは、考古学的な観点からアイヌ、オホーツク人はどこから来たのかを考える。正直興味が湧かずで手強かった△2019/03/15

mahiro

11
北海道人のくせに若い頃の私の古代は奈良や出雲で北海道には遺跡が無くてつまらないと思っていた。オホーツク文化に興味を持ったのはいい歳になってからだが、司馬氏の旅はオホーツク文化の遺跡を巡りながら郷土史家や少数民族の老婦人と出会い語り合い、日本人の成り立ちやアジア全体に想いを馳せる。司馬氏のロマンチストぶりの溢れる一冊だった。北海道の大地にはまだ豊かな遺跡が眠っているのだなあ。 2015/09/16

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