朝日文庫<br> 街道をゆく 9 〈9〉 信州佐久平みち、潟のみちほか (新装版)

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紙書籍版価格 ¥770
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朝日文庫
街道をゆく 9 〈9〉 信州佐久平みち、潟のみちほか (新装版)

  • 著者名:司馬遼太郎
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 朝日新聞出版(2008/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022644541
  • NDC分類:915.6

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内容説明

桜井や海野の地名から、中世信濃の武士団の興亡を思った信州佐久平みち、耕作の土地に恵まれなかった人々の苦労の歴史にひかれ、新潟の低湿地を訪れた潟のみち、空海を思った高野山など、各街道を紡ぐ旅。

目次

潟のみち(渟足柵と亀田郷 佐久間象山の詩 ほか)
播州揖保川・室津みち(播州門徒 底つ磐根 ほか)
高野山みち(真田庵 政所・慈尊院 ほか)
 信州佐久平みち(しなの木と坂 上田の六文銭 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

86
高野山みちが読みたくて選んだ街道だったが、最初の「潟のみち」に心を鷲掴みにされた。新潟という地名が示す通り、新潟県は元々沢沼地が多かった。ほんの少しの稲の植えられる土地に、首まで水に浸かりながら稲作をして来た人々。律令制の頃から日本はとにかく為政者に米を作らされて来た歴史を歩んできた。それ故か、日本人の土地に対する病的なまでの執着心や、その使用のあまりの自由さ故、農業も先細りする一方、と言った司馬さんの嘆きが私の気持ちも落ち込ませる。日本ののどかな田園風景、この先もずっと残って行くのだろうか・・2019/08/27

Book & Travel

46
玄人好みながら味わい深い4つの紀行。今回読みたかった高野山みちから。空海の教えからは外れながら、日本人の信仰や宗教文化に大きな影響を与えたしたたかな高野聖が印象に残る。近代以前の仏教は、神聖なものというよりはもっと生活に身近で世俗的でいかがわしくもあったのだろう。播州の旅は司馬さんの知人の思い出を追う。山崎、龍野、室津の鄙びた感じが印象的で三木露風と赤とんぼのくだりもいい。旅の情景が多く、安野氏の「旅の絵本」を思わせるような場面も。ここでの浄土宗と法然、佐久平での一遍と 念仏仏教の話が続くのも興味深い。~2017/09/30

Tadashi_N

24
真田家に所縁のある二ヶ所が登場した。2016/10/27

aponchan

23
司馬遼太郎氏作品乱読中の一冊。久しぶりの街道紀行作品だったが、潟のみちは今まで読んだ司馬氏作品の中で取り上げられていない部分が多く描かれていた気がして楽しめた。仏教関連の記載は他の作品の復習的な所も多かったが、信州佐久平との絶妙な関係性で繋げているところは凄いなと。最後の解説文が素晴らしく、記載者の牧祥三さんを知らなかったが、ドイツ語専門家だった方のよう。こういう方が奥深い司馬氏作品の理解の下に解説を書く辺りが、司馬氏の凄さ、深さかもしれないと勝手に思った。2020/09/26

Kazehikanai

19
こう言ってはなんだが、新潟、たつの、高野山、佐久周辺のいささか地味な紀行。亀田郷、室津の盛衰、高野聖、千曲川の点景などが印象に残った。いつもながら縦横無尽な司馬遼太郎の想念や歴史考察が主題のシリーズにあって、いつになく風景描写が多く、旅の記録らしさが濃いのが少しうれしい。ちょうど佐久周辺を旅してきたために余計にそう思った。懐古園や海野宿の街並みもいいが、千曲高原方面からの峠道を降りてきたあたりの眺望が絶景だったのが忘れられない。2017/05/21

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