朝日新聞出版<br> 街道をゆく 32

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朝日新聞出版
街道をゆく 32

  • ISBN:9784022644862

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内容説明

淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋で念願のうず潮を眺め、一本釣り漁法やテグスを広めた堂浦の漁師の功績を思う「阿波紀行」。異端のため山を追われた元高野山座主、覚鑁が建てた根来寺から和歌山市へと歩いた「紀ノ川流域」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

66
今回の四国横断→淡路島→大阪と言う旅程に合わせて購入、ちょうど旅行の終了と共に読了。淡路と徳島の関係、淡路島はなぜ兵庫県なのか等々、断片的な知識が一本の線につながるような感覚でとても楽しい読書だった。阿波国と紀伊国と言うことで、真言宗にまつわる話題も多く、非常に興味深かった。登場するお寺の全てに、ご朱印帳を持ってお詣りしたい!2018/03/27

kawa

43
ゴ-ルデン・ウイ-ク中の図書館本読了で在庫ゼロ。急遽の誌上旅に出る。その行く先は阿波と紀ノ川、どちらも未訪の地だが、この本をお供にリアル旅をしたい。脇町・うだつの町、根来寺、和歌山城、日前宮、生駒・金剛山脈の寺院群をテイクノ-ト。阿波における「稲田事件」、戦国前期の三好氏が我が信州の小笠原氏の流れを汲む、家康と組んだため秀吉に滅ぼされた根来衆等初知り。余韻の冷めぬうちに雑賀孫一・主人公の「尻くらえ孫一」の再読も良いかな。2021/05/06

kawa

33
(再読)和歌山市行きのための予習。和歌山城(藤堂高虎普請奉行、穴太衆による石積み「鶴の渓」が見所)、日前宮の森等をチェック。地名は、雑賀、若山、和歌山と変遷。2023/06/15

金吾

27
○行ったことがある場所が多く、その時を思い出しながら読みました。淡路、勝瑞、祖谷、根来の部分は特に生き生きしている感じがし、良かったです。その他の場所を含め行く前にこの本を読んでいたらなあと思わさせられる一冊でした。2021/02/09

マリリン

25
このシリーズ初読み。丁重に調べ上げ書かれた作品だと感じた。大日如来・名草...偶然にもバスで通過した所に名前があった。興味深く読んだのは、徳島県の読書について、氏・地名の由来、信長の食事を含め大正時代にドイツから入ってきたチーズやバターなどの食文化、建築・土木の事等、『紀ノ川流域』が面白い。特に最後の「森の神々」は幻想的な美しい情景が目に浮かんだ。2018/12/30

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