街道をゆく<br> 街道をゆく 3

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紙書籍版価格 ¥682
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街道をゆく
街道をゆく 3

  • ISBN:9784022644428

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内容説明

憧れだった東北南部の「陸奥のみち」、日本史に大きな役割を果たした、南九州の肥後と薩摩という、2県を合わせて命名した「肥薩のみち」。かつて日本版図の果てであった地域で生きた人々に思いを馳せる旅。

目次

陸奥のみち(奥州について 陸中の海 華麗のなぞ ほか)
肥薩のみち(阿蘇と桜島 田原坂 八代の夕映え ほか)
河内みち(若江村付近 平石峠 香華の山 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

63
陸奥のみち、肥薩のみち、河内みちの三編。この巻の舞台はどこもあまり馴染みはないけれど、いつか行きたいと思う場所ばかりで、楽しく読みました。三巻目だけあって、司馬さんも執筆当時四十代!後半の巻に比べるとけっこう歩いてますね。南部藩で牧畜が行われていたら、の想像。西南戦争関連。西行の墓。などが特に印象に残りました。2017/11/26

レアル

60
奥羽のみちは先日「太平記」を読んだ時には登場しなかったが賛否別れる「長慶天皇」について興味を持ち読む事に!こちら情況証拠でしかないが、南部が南朝の見方をしてたのを頼り、長慶天皇は遥々この地まで落ち延びたという物語。訪れた事もない地だが確かに私にとっても憧憬の地だ。そして一番思い入れのある河内のみち。私の生まれ育った場所なので読んでいて懐かしさを感じた。歴史書や風土物語は多々あるが、「街道をゆく」シリーズはその土地の人たちの物語を描いた作品である事が面白い。2017/04/14

壮の字

54
学習のめあて「北へ!」の必須科目として「陸奥のみち」のみ履修する。「殿様も武士も泥棒である」とは南部八戸の思想家・安藤昌益(しょうえき)の言。搾取されている「直耕」農民こそが真の人間であり、武士・商人は単なる寄生者であると。この思想が戊辰戦争で最後まで日和らず「朝敵」となった南部藩の行方にどう影響したか。『広辞苑』によると関東以北に住む先住民のうち「王化に服したものを和(にぎ)蝦夷、反抗を示したものを荒蝦夷」と呼んだ。南部衆にこそ荒蝦夷の魂が伝わっていた、「幕府も新政府も泥棒である」という気分か。2020/02/14

Book & Travel

47
月一冊ペースで読んでいる街道シリーズ。肥薩、陸奥というタイトルに、夏のローカル線の旅がイメージされて旅情をそそられ、本書を手に取った。もちろんこのシリーズは鉄道紀行ではなく、深い歴史思索紀行である。「肥薩のみち」では中央から掣肘されない肥後と薩摩の気風が面白い。丁度「翔ぶが如く」執筆中の旅で薩摩についての話も多いが、ヤマトタケルと戦った熊襲梟帥の伝説、独立気風が強く勢力が濫立した戦国期、その熊本を良く治めた加藤・細川氏など、豊かな国ながらあまり歴史の表舞台に出てこない肥後熊本の話がなかなか興味深かった。2017/07/21

さきん

30
前半は津軽、南部の険悪さの話、後半は熊本と薩摩の性質の違い。確かに今の鹿児島県には、薩摩人だなという佇まいを残している人は見ない。西南戦争後に中央政府の力が遂に薩摩に到達したことが大きいようだ。富商、土豪の層が少なかったために気風も保存されなかったとする著者の観察も鋭い。2018/01/18

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