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内容説明
夫・武田元明との死別後、豊臣秀吉の側室となった竜子は、その気高さを秀吉に愛された女性だった。彼女が醍醐の花見で淀殿と杯の順番を争ったという件に隠された真相とは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミユ
45
京極竜子がメインの話。茶々や寧々との関係も良好で見ていて微笑ましくなります。秀吉の寵を争うのではなく、家を守り存続させるために女性陣の頑張りが素敵。竜子視点の本てあんまり見かけないので河村さんが書いてくれてすごく嬉しかった!秀吉の若い頃が少しだけ出てくるのですが、前とだいぶ絵柄を変えてきてるような?2016/10/08
getsuki
12
豊臣秀吉の側室・松の丸殿こと京極竜子の物語。中々取り上げる機会のない竜子を描いてくれたのは嬉しい。一途さからくる強さと優しさを持った竜子が魅力的なだけに、弟・高次の残念ぶりが際立つ結果に……姉弟の性格が逆だったらどうだったのかな?2016/10/27
なつき
12
杯争いの逸話しか知らなかった京極竜子さま。エキセントリック高飛車なイメージでしたが、まさかあんなに夫と苦楽を共にした人だったとは。なにわの3人組も可愛らしいお話、大人になってもあのままの関係なのね。2016/09/25
千桜姫
8
河村さんはコアな歴史マニアにしか解らない人物に光を向けるので、好きです。醍醐の桜の宴があのような解釈で来るとは。驚きです。2016/10/09
punto
5
お市の方とその娘の三姉妹はなかなか有名だと思うけれど、三姉妹のいとこまで秀吉に嫁いでいたとは知らなかった。このあたりの人物関係は複雑だったんですね。過酷な運命を生き抜いた方がいたんだなと思いました。2016/12/26