内容説明
「かわせみ」の女中頭・お吉がえびす顔で買い物から帰ってきた。大売出しの骨董屋で一箱一両で見事な皿茶碗を買ったという。だが掘り出し物には裏があり……表題作ほか、縁組を世話する仲人医者がもとで騒動となる「花嫁の仇討」、老婆と孫娘の犬猿の仲が切ない「池の端七軒町」、料理屋のお嬢さんと花屋の娘、腹違いの姉妹をめぐる「春桃院門前」。そのほか「汐浜の殺人」「さかい屋万助の犬」「怪盗みずたがらし」「夢殺人」をおさめた、大人気シリーズ第20巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ALATA
55
江戸の世を跳梁跋扈する「盗賊みずたがらし」、金目の物を残らず洗いざらい盗んでいく。東吾に手を借り、源三郎が手を焼く捕物がなかなか面白い。水田が使い物にならなくなるほどの雑草、ねむり虫なる謎解き、いいですね。今作のハイライトは「お吉の茶碗」骨董屋の大売り出しに掴まされた茶碗が巻き起こす騒動。大きな捕物となりお吉が最後に手に入れたものは…よかったね☺★3※いずれが菖蒲か杜若、幼い義姉妹の行く末が寂しく心に残った。2025/12/01
優希
40
若干中途半端的な空気もありましたが、色々な人間模様と事件が絡み、面白かったです。2022/08/21
さら
38
シリーズ20作目。面白かったです。東吾とるい、お吉に嘉助、医者の宗太郎等登場人物も落ち着いてきているし、事件への関わり方も無理がなく、読んでいて安心感があり楽しめます。今回は若い娘の事件が多かったです。『花嫁の仇討』『春桃院門前』『夢殺人』等。2017/11/26
kazu@十五夜読書会
18
お吉の茶碗だけの、再読で図書館に返却。予約の本と交換。2013/01/20
ビグ
17
このシリーズもかれこれ20冊め。一冊に短編が8作収録されている。一編は短いけれど、江戸の市井や人情、いつまでも変わらない人間の欲や喜怒哀楽が上手いこと書かれていておもしろい。登場人物も不動でどの人も魅力的なのも永く続いた理由なのだろうと思う。まだまだ続きがあるので楽しんで読み進めたい。2026/04/05
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