文春文庫<br> 雨月 - 御宿かわせみ17

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
雨月 - 御宿かわせみ17

  • 著者名:平岩弓枝
  • 価格 ¥740(本体¥673)
  • 文藝春秋(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167168995

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

大きな荷を背にした男が『かわせみ』の軒先で雨宿りをしていた。三十数年前に生き別れた兄を尋ねて、本所深川の寺を廻っているという。兄弟は再会を果たすも、雨の十三夜に永久の別れが待っていた……。しみじみとした表題作ほか、長寿庵の長助が聞き込んできた奇妙な無理心中「春の鬼」、髪をおとして尼になった旧友にるいが与えた琴が事件と結びつく「百千鳥の琴」など全八篇を収録。るいと東吾の呼吸もぴったりの、大人気の人情捕物帳シリーズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さら

35
『伊勢屋の子守』は何ともやり切れない、切ない結末でした。他の話も ほろ苦い後味のものが多かったように思います。2017/05/25

bookshelf_yt07

7
【あらすじ】かわせみを一人の男が訪れる。30年以上前の大火で生き別れになった兄を探し、深川の寺院を中心に廻っているという。同じ頃、深川の武家屋敷で賊が入る事が相次ぐ。果たして関連するのか。東吾やるい、源三郎などお馴染みの面々が織り成す捕物帖第17段。【感想】東吾が冷飯食いの次男から幕府で職を得て、るいと祝言を挙げてから落ち着いちゃったので、若干物足りない笑。その一方で幕末を彷彿とさせる言葉が出てきて、変わらない登場人物達だが、ゆっくりと時代の流れを感じる。2022/01/21

なちょす

7
いいな~このシリーズ。登場人物全て人情が溢れていて、特に東吾&おるいの慈しみ合う姿。食べ物の描写も効果的。梅飯、蕎麦がき・・!ほのぼのなのに、残酷シーンは生々しい。「矢大臣殺し」は群集劇のようで壮観ですらあった。シリーズで読もう。 2015/03/29

虫尾 

6
かわせみ版「オリエント急行殺人事件」とも言える「矢大臣殺し」が秀逸。 一冊を通せば、「かわせみ」にしては若干ミステリ風味の強い作品が並ぶが、安定感は流石と感心。 今後幕末の世相が絡んでくる気配も読み取れる。2009/12/14

gosuken

5
「矢大臣殺し」が好き。いい計らいですねぇ。2014/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/543702
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数34件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす