内容説明
時は戦国。人と神との「婚姻」を叶えるべく三つの呪物を探すカイとテンの旅はその最中にある。そもそも豊前国・宇佐八幡宮に向かう二人が、甲斐国・躑躅ヶ崎館に幽閉されたのはテンの気まぐれのようなもの。二人を「天海」と呼ぶ僧体の男・武田法性院信玄は透波を使い、カイの出自を調べ上げていた。信玄の狙いは神になること。そし何よりも彼は策謀を好む武将でもあった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
咲穗
9
信玄の元に留まるテンとカイ。 カイが武田勝頼に連れて行かれた先は… 信玄の存在によって、カイが自分に足りないものを見つけていく感じ。 カグヤが暗躍してるなぁ2021/10/23
Amy
7
10年前に知り合いから借りて読んでいたこのシリーズ。最終回まで借りれなかったことを思い出して後半から読むことにした。この主人公2人のおかげで学校で習った日本史の事象の順番がおぼろげながらに繋がった。ありがとう!テンちゃん、カイくん。このシリーズまだ日本史に取り組んでいる中高生にお勧め♪2013/08/06
凪子
6
信玄、ルイスの暗躍。信長の恋ゆえの願い。2017/08/15
ゆきこ
6
「姫神さま」17巻目再読。武田家メインの甲斐編。ルイスが暗躍していておもしろいです。つっこみどころはあるけれども、それ以上に読んでいてとても楽しい。神になろうとする信玄と信長の行く末やいかに。2016/02/24
ひろ@ネコとお茶愛
2
若い読者の時分にはピンとこなかったお館様の魅力がすごい……あと義信さま良き〜…その甘さが良き〜…敦子さまも良き〜っっ!!そしてルイスの爽やかなのに暗躍黒幕味のあるハイブリッドな感じと、ひしひしと忍び寄ってくる不穏な……哀しい、なんとも、、、続きが気になります。2025/02/12