内容説明
私の聖母(マリア)はたった一人だけ。二人も要らない――晴明の転生である耀夜は冷たく言い放つ。前世母であったはずの八幡の巫女から命を狙われた耀夜の心には、もはや「復讐」を叶えることしかない。一方、カイは、時の陰陽頭・土御門有脩の邸を訪れていた。転生することはない存在・安倍晴明。それが何故ありえたのか? その謎を解きたかった。有脩は小鬼を従えながら、穏やかに話し始めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
咲穗
9
復讐に燃えるカグヤ。 そして様子のおかしいテン。 平穏な時を取り戻すために、カグヤをとめようとするものの… カグヤはインドの子だったんですね〜 いろいろ複雑に絡みすぎてて完全には理解できてないですが、とりあえず丸くおさまってよかった笑2021/08/14
ゆきこ
6
「姫神さま」シリーズ10巻目を再読。カグヤことルイス・フロイスの復讐劇+テンとハルの壮大な親子喧嘩といった内容です。色々な話が詰め込まれているので、ゆっくりじっくり読まないと内容を理解しづらい・・・。でもおもしろいです。2015/09/18
Natsumi
4
図書館
サラ
3
第11巻にして、戦国本編第10巻。後編表紙の燿夜はかわいい。『鏡語りの森』での伏線が効いてきましたね。P116〜120あたりのカイとテンのやりとりが、あたたかくて優しくてとっても好き。神道も陰陽道もキリスト教も仏教も、全部ごった煮闇鍋にしてしまう姫神さまシリーズは、読むだけでほんとうにお勉強になりますね(笑) 何度も読んでるのに毎回勉強(笑)2015/03/25
朱雀
2
再読。いろんな思想とかが入り乱れていて、わかりにくいとこもありましたが、それでもお話しに引き込まれていく魅力があります。2012/04/29