内容説明
時は平安。人々は百鬼夜行、魑魅魍魎におののいていた。その王都の一角に、式神に囲まれ、いささか呑気に暮らす――安倍保名・晴明父子がいた。ある日、晴明は師・賀茂保憲とともに、時の権力者・藤原忠平のもとに参内した。忠平は晴明たちに「傀儡子を見張れ」と依頼する。表向きは風紀上の問題としながらも、その裏には京を護るべき陰陽師の威信に関わる難題が潜んでいた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔(かける)
25
ハルさんシリーズ第1弾。まさか藤原先生が晴明神社の占いで、「晴明のこと小説に書くといいよ〜」と宮司さんにお墨付きをもらっていたとは…!(あとがき参照)それも納得の内容の濃さ。藤原先生の描く陰陽師や呪術が好きだから、復刊してほしいなぁ。歴史をちゃんと調べて、ちゃんと藤原先生の体内を通じて書かれた物語だなと感じる。それがすごく好き。昔つかみきれなかった細部まで、今回は味わえた気がした。2019/03/06
咲穗
7
時は平安。 平穏な日々を送る普通ではない家族、保名と晴明だったが、傀儡が絡む事件が起き… なんだかんだパパ大好きなハルさんが可愛い〜っ 保名が無事目覚めるシーン、ほんとに好きです。 あと、対保名については姫神さま…のハルさんと変わんないけど、対お師匠様だとかなり子供っぽいところもいい! お師匠様も推せます笑2021/08/13
凍矢
7
安倍晴明と、師匠とのやり取りが、好きです。主人公が、安倍晴明にと変わりましての話です。今回は、テンとカイは出てきません。2017/12/17
ゆきこ
5
「姫神さま」シリーズ「晴明編」1巻目を再読。メインキャラとなる梛子が初登場。晴明と保名と葛葉姫の親子愛が泣けました。あと菅公がとても良かった。以前読んだときよりも内容をよく理解できて楽しめました。2016/10/16
Natsumi
3
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