内容説明
テンとカイは尾張の晴明神社を訪れていた。そこで、カイはテンが投げた「謎」の占星盤を追っかけて、崖下に転落。小生意気な少年に出会う。名は竹千代。どうやらどこかから出奔(家出)してきたらしい。カイは竹千代の素性を知る者を探すため向かった市で、ガラの悪い行商人に絡まれている吉法師というひとりの立君(娼婦)を助けた。ところが、その立君は意外な秘密と恐るべき呪力(チカラ)を持っていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔(かける)
28
第8巻。再読。印象的な吉法師、竹千代、リタこと有孝が登場。なつかしい…。リタとか忘れてましたよ。吉法師(信長)に盗られた草薙剣を取り返すのが、本筋。吉法師の元から逃げてきた竹千代と彼を導くハルさんのすったもんだは、相変わらずコミカルでおもしろい。この可愛い竹千代が家康になってしまうんですね…ゴフンゴフン。恋愛方面では、カイが平三の名前が出ただけで嫉妬する場面が出てきて、浮足立ちました(笑)。再読した時の方が、カイの恋心を読みこめている気がします。当時は、いまいちカイの恋心がうまくつかめなかったんですよね。2018/08/16
梅みかん
8
テンをも恐れさせる信長。色々な伏線があって、これからが気になるところ。2017/09/25
咲穗
7
尾張の晴明神社でカイが出会ったのは生意気な少年、竹千代。 彼の出自を探るうちに吉法師と名乗る“美少女”に目をつけられ… この辺りから本編?スタート!って感じですね 1回きりじゃなくて引き続きのご縁になるメンバー揃い踏み! この間のにっこりハルさんのイラストが最高に好みです2021/08/13
凍矢
5
テンはやはり強いですねー。あと、吉法師の正体も、なんとなくは、分かってたよ。まさかの女装でしたが。さりげなく、ハルさんも出てきてたし。どういう縁が出来るのか、楽しみです。2017/12/12
ゆきこ
4
「姫神さま」シリーズ8巻目を再読。尾張編です。信長と竹千代登場で、物語が大きく動き出しました。信長とテンが対峙する場面が好きです。それにしても信長の能力が超人的すぎる。2015/08/09