内容説明
浅見光彦の親友・松田将明は、お見合いのために山口県へ。萩に向かう列車から見かけた赤い傘の女性に心惹かれ、彼女が佇む場所を訪れる。そこに落ちていた萩焼のネックレスを拾ったことから松田は事件に巻き込まれる。この購入者の元市会議員が遺体で発見されたのだ! 赤い傘の女性は何者か? 松田は取材に来ていた浅見とともに萩、美祢防府、長門を駆け巡り真相に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キューポップ
45
学生時代からの親友・松田はお見合いの為、山口県へ。萩に向かう列車内から目が合った女性に惹かれ、その場所へ。落ちていたペンダントを拾った事から事件に巻き込まれてゆく。 /浅見光彦シリーズはかなり前に一冊読んだきりだが、好印象を持っていた。本著は松田の視点から描かれた物だとは誤算。浅見光彦主体で読みたかった!→『汚れちまった道』。殺された人が多く、事件や人物把握に苦労した。長編だが読みやすかったのは幸い。 /母の本。読みかけで長らく置いてあったので断ってお借り。曇天、雨のどんよりとした心落ち着く日にて読了。2020/04/27
ヨーコ・オクダ
12
今回のメインの探偵役は、浅見光彦の親友・松田。お見合い&観光を兼ねた山口旅行中、事件に巻き込まれる。中原中也に関する取材と個人的に依頼された人探しのために山口県に居合わせた浅見も途中で合流。やっぱり、この辺りから読書スピードアップwただ、浅見がメインでない分、ちょっと物足りない感じ。その物足りなさを埋めるのが「汚れちまった道」ていう作品らしい。出版社が異なる(祥伝社)ものの、浅見視線での山口の事件のストーリーで、本作品(光文社)とクロスしてるんやて。そんなこと言われたら、そちらも読んでみるしかないわなー。2015/12/24
パカゲニー
6
萩に出かけてみようと思い立ち書店で購入。内田康夫さんの浅見光彦旅情ミステリーシリーズ。 今作では浅見光彦より友人の松田の活躍が目立つがやはり中身は定番の浅見光彦、安心して読み進められる。 萩、美祢、宇部とをレンタカー行き来する松田の行動力と浅見の推理力で事件を解決。またある意味一種のガイドブックとしても楽しみました。2024/10/22
ねじり
4
山口は年に1回くらい行く所なのでなんとなく地名に思い当たるところが多く楽しかった。初めての浅見光彦シリーズだったのだが(2時間サスペンスドラマは祖母が好きで小さい頃から一緒に観ていたので馴染みはある)、いつ出てくるの?と思いながら1/3くらい読んだ気がする。笑 普通は浅見光彦視点なの?内容は読みやすく面白い。サラサラ読める。しかしクロスオーバーものとは知らなかったのでもう一つの方も読みたい。2024/09/07
しんたろう
3
読んでいるうちに、引き込まれていった。 この作品とクロスしている「汚れちまった道」を読みたくなりました。2016/06/24