内容説明
名探偵(ルポ・ライター)・浅見光彦は事件に巻き込まれた。――天城峠付近の崖下(がけした)で発見された老人の死体。そして、疑惑に満ちた、アイドルタレント・桜井夕紀の心中事件。浅見と夕紀は、前に雑誌のインタビューで会って意気投合していたのだ。老人が残していった千社札を尋ね歩くうち、この二つの事件が交差した!?……伊豆に伝わる手毬歌(てまりうた)が、おそるべきトリックを暗示する本格推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらげ@
11
(☆☆☆)人気絶頂のアイドルがマネージャーとともに死んだ。事故死した老人の千社札の謎。それらがどう関わりあっているのか。。ありゃアサミとはもう少し関わりがあったような気がしたのだけれどそれはドラマの記憶??解決編は内田作品にしかないような終わり方。[伊豆、陸前高田]2014/11/14
しらぞう
9
良かった。何が良かったって、浅見光彦の穏やかな人となりが良い。浅見の姿を斜め後ろから俯瞰しながら、物語を眺めてみると、ちょっといい男が勝手に事件に首を突っ込むんだが、それでいて、同性からみても不快じゃない。謎も割と途中で分かってしまうんだけど、著者も敢えて難解にしようとしていないのがまた良い。ラストはお約束の崖っぷちのシーン。伊豆に旅をしたくなる。2022/04/05
トモエモン
4
今回はまあまあだったかな。プロローグから浅見が出てるの珍しい。あと、解説が面白かったんだけど、あれは解説っていえるのか(゚ω゚)ちょっとここで浅見光彦シリーズは休憩にしよかな。2017/01/31
Joao do Couto
4
千社札をキーにしたミステリー。ゴールデンウィーク前に読んだ。そしたら、テレビでも再放送していて、なるほどこの部分はこう代わるのかと面白くみていた。内田康夫作品をとやかくいう人もいるけど、いろいろな本の一冊として読んでいれば、楽しめると思う。2015/05/08
八千
3
そろそろ内田康夫と浅見光彦シリーズを真面目に読んでみるか思って手を出す。感触としてはいかにもTVの2時間サスペンス的構成という感じだが、以前読んだ1作目の『後鳥羽伝説』よりもシリーズとしての作りが増しているためか、良い意味で軽く読める。一見関連の無い二つの事件が手掛かりが積み重なるにつれて繋がっていく手際もテンポが良いし、積極的に調査と推理を進めていく浅見光彦のキャラクターも合わせて、この国民的ロングシリーズの基本的な手筋が大変分かりやすく纏まっている作品だと思う。2021/06/12
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