内容説明
「天海僧正=明智光秀説」の取材で日光東照宮を訪れた浅見光彦は、華厳の滝で飛び込み自殺に遭遇する! さらに崖下から近くの大牧場主・智秋家の次男の白骨死体が発見された! 彼は2年前に「日光で面白いものを発見した」という言葉を残して失踪、車だけが山形県の日向川で発見されていた――。次男を慕う智秋家の令嬢・朝子の依頼で光彦は「日光」の謎に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
62
出先で読む本がなくなり、その場にあった本を読んだ。浅見光彦シリーズは、初読み。「天海僧正=明智光秀」伝説は中途半端だし、短歌のエピソードは実際にはこんなミスが起こるとはとても思えない。なんともゆるい話だった。2020/03/03
スミノフ
15
本編よりも、後書きにびっくり。推理小説を、筆の赴くままスラスラ書けるって、、 内田さんの異才ぶりがわかりました。2020/09/13
下町ロコモーティブ
11
*内田康夫さんの名探偵浅見光彦シリーズ24作目を読みました。作品は1988年に発刊され時事ネタを挿入する事が得意な著者は当時流行った短歌集、俵万智の「サラダ記念日」に触れています。短歌の集まりに関連する殺人事件や日光にあるホテルや牧場などを経営する巨大企業グループ跡目争いが関係する殺人事件が発生します。光彦は一度は県警に容疑者として拘束されますが警察庁刑事局長の兄の威光を上手に利用し事件を解決します。シリーズは私にとって夏の清涼剤の様なものでいつもの様に、ほっこり読後感を得られました。2020/06/22
まり
7
図書館本。とっかかりが面白い、明智光秀と天海僧正が同一人物かも?って。ちょっと前の大河が明智光秀だったので何となく身近に思えて、どうなるんだろう?と思っていたけど…そんなことからは、すっかり離れた事件だった。でも短歌が絡んでいたり乗馬したり相続が出てきたりと、いろんなことが絡み合ってて面白かった。私は地名+殺人事件のタイトルは大好き。何かベタかもしれないけど王道な感じがしてワクワクする。2022/07/04
へいがぁ
5
とりあえずキオスクで買いました。想定の範囲内の作品でした。2016/08/26