内容説明
「赤い寺 白い犬」神戸・三宮(さんのみや)で浅見光彦(あさみみつひこ)がヤクザから救った女性は、この紙片を残して、忽然(こつぜん)と姿を消した。その夜、現場に居合わせた元船長松村が神戸港で殺され、アリバイのない浅見に嫌疑が……。一方、芦屋の海運会社会長宅・小野田家を訪れた客2人が相次いで殺される。消えた女との接点は何か? 小野田家の孫娘亜季は、浅見光彦に救いを求めた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chili
3
華やかな神戸の裏の顔。兵庫県知事戦の問題も脳裏をよぎった。2024/12/30
るつ
3
震災前の神戸の様子が描かれていて、また鵯越や一ノ谷の考察もあり、本編以外のところでも楽しめた。ストーリーもよくできていて、最後はちょっと切なかった。うまいなぁ、内田康夫。という一冊。2022/04/28
kadoyan
3
ぼくも知らない神戸の姿を丹念に描き、物語をつむぐ手法に、著書の調査力に敬意を表する。意外な展開に、驚かされた。2018/04/01
kabeo
3
今回は中公文庫版を読了。関係なさそうないくつかの事件が結局は一件の一族の内部抗争による事件で収束。プロットを決めず、気の赴くままに展開させる内田先生の作法に本当かと思っていましたが、自作解説にあるように校正を徹底的に行う方法で完成させているのであれば、納得という感じです。ヒロインは一応、小野田亜希ということですが、ロマンス性は薄い感じです。むしろ母 貴恵、使用人 太田トミ子のウェイトもおおきかったと感じました。2015/02/20
かば園長
2
やはり浅見光彦シリーズは面白い いつもこれをプロットなしで書き上げているというのは凄いとしか言いようがないですね。 残念ながら新作を読むことはもうできないけど、まだまだ読んでいない作品があるので少しづつ積み重ねていこう2024/05/16
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