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内容説明
「月のたまご探検隊」の三郎は海の小人の国へ、まゆみはダマーニナにとらわれて鏡の城に。アラエッサとストンストン、キラップ女史は、それぞれの思いを胸に鏡の城へ。王国の乗っとりをたくらむダガーは、「鏡の森を焼きはらえ!」と命令した。王国の運命をかえる午前零時が刻々と……。愛と冒険の大ロマン感動の完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
43
乾杯で終わる大団円の8作目。 長いシリーズだったけど、伏線がうまく回収されてすっきりと楽しめた!ダミャーニナの伏線は本当にうまいな〜!だけど「ナ」のつくごくつまらぬ人はてっきりナルマニマニ博士だと思ってしまった…笑 シルバー王妃、カメレオン総理、キラップ女史にアラストコンビ…シリーズの他の作品にもクロスオーバーする登場人物の重要エピソードをこの作品で読めたので、今後再読を進める上でも楽しくなりそう(^∇^) それにしてもやはりダマーニナは人気があるのが頷けるキャラクターだったなあ〜2017/07/09
佐島楓
24
児童文学ながら(だから)、まゆみと三郎が想いあう姿はとても美しい。幼かった私も恋への憧れからこのシリーズに心ひかれたのだろう。人として大切なものはいったい何なのか。大人になって読んでも、きらめくものがある。2014/12/12
紫伊
9
ラスト、全員集合。大円団でした。ダマーニナのラストのシーンで彼女は救われたのかなと思いました。幸せになってほしいです。どのキャラも魅力的でやっぱり面白いなぁと思いました。2014/06/29
おけいさん
5
最後に色々なエピソードを回収して、うまくまとめたなぁ。とはいえ、三郎の活躍は全く無し?一体何をしていたのでしょう! ダマーニナも、最後に何か話して欲しかった。 最初の方の広島のことなどは2巻以降全く触れられず、月のたまごで世の中がどうかわったのかもよくわからない。クレヨン王国の他の作品を読んでいないので文句をつけては悪いけど、やっぱりちょっと物足りないかな。2016/09/24
あおさわ
5
報われない想いに苦しみ続けたダマーニナの心が、あることをきっかけに溶けていくのですが、その描写がとても素晴らしかったです。気づきによる解放と、新たに生まれ変わる彼女が、本当に美しかった。まゆみちゃんの優しさがダマーニナと一緒に染み入ってきました。ダガーは…児童書にしてはかなりトラウマものの結末に。これ、文体も優しいんですけど皮膚の変化していく様が気持ち悪すぎます。他の皆様は大団円。ヒーロー三郎さんがほとんど出番ないまま最後登場でおいこらという感じですが。2013/07/06