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内容説明
「月のたまご」を助けた三郎は、地底をさすらううちに、かつて「月のたまご」の乳母だったダマーニナに会った。火山の爆発でクレヨン王国へ生還できた三郎のまゆみを思う愛の強さが、まゆみを王国へ呼びもどし、やっと再会した2人──。だが、ダマーニナのにしくみの青い水を飲んだ三郎は……。ファン待望の愛と冒険の大ロマンのPART3。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
40
三郎とまゆみの再会を喜ぶ激甘なポエムは読んでいるこちらが恥ずかしくなるが、当時の感覚では普通だったのだろうか。チッチとサリーもポエム多かったし、デフォルトだったのかも。ナルマニマニ博士は良い人キャラだと思い込んでいたが、なんだか意外と俗っぽい。ダマーニナも憎しみを増幅させる青黒い水を飲み、「まゆみなんてただの普通の子じゃない」と嫉妬するなど不穏な雰囲気。敵になるのかしら。植物は虫と共生するために花を美しくしたらしい。では人間はもし宇宙人が地球にやって来たなら、同じようにできるか。うーん、考えさせられる。2024/05/03
たぬ
15
☆4 …お? なんか面白くなってきたよ? わかりやすいほどに悪役らしい悪役が出てくると話に強弱がついていいねえ。三郎とのカラミがなければまゆみも年相応の女の子で好感度少し上がるしね。ただし詩作の才能だけはガチ。12歳でこれだけぽんぽん作れるって天才じゃないの? もう即興詩人MAYUMIとしてデビューしなさい。ダマーニナは恋敵が子供ってことで余計にイラついてるみたい。まあ気持ちはわからんでもない。2024/11/08
紫伊
10
再会できたけれどもそう簡単にはいかない。それでも身近に感じられるということは大きいことだなと思いました。2人がああいう雰囲気だからこそ、ダマーニナが切なくなってくるなぁ…。嫌いにはなれないキャラです。そしてストンストンとアラエッサコンビは可愛いです。家出人二人の言う「家出人とは、でる家がある人間のこと。でる家からしてなければ家出人じゃなくて浮浪者じゃないか。」という言葉が響きました。2014/06/15
あおさわ
9
ダマーニナ(悪女)始動。思惑がどんどんからみあって徐々に複雑になってきました。幸せいっぱい夢いっぱい、なお話じゃなかったんだなあと改めて納得。まゆみちゃん頑張って。でもダマーニナも可愛いです。2011/08/12
あき☆ブラック・ベア
4
おや?前巻に3部作ですと書いていたはずなのにしれっと続いてしまったぞ?せめてあとがきで何かしら言ってほしかったなぁ。どうやらこの話はずいぶん試練の連続らしく今巻もなかなかメインメンバーたちが大変な目に合っていた。いろんな人たちの思惑や勘違いが交錯してるけどあとがきを読む限りはそんなに辛い結果にはならなそうかな?この雰囲気だときっちりPERT8まで引っ張りそうだなぁ。どんな方向に着地するつもりなのか分からない話展開。あんまり進展してるように感じないけどどうなっていくんだろう?2024/07/20