- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
5年生のカッちゃんは、おこりっぽくて、カッとするとなにをしでかすかわからない。運動会の日、きみょうな団体列車にのりこんだカッちゃんがつれていかれたのは、クレヨン王国でいちばんおそろしい「水色の魔界」!魚たちの復讐がはじまったのだ。クレヨンたちはカッちゃんを元の世界へもどせるのか……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
37
幼少期未読作。これは子どもの頃に読んでいたらトラウマ級の怖さかも。人間以外の生き物にも敬意を払い、命を大事に扱おうという教訓が込められた作品。確かに大ゴイの過去は悲惨だった。強欲な人間の末路も哀れだが、誰も死なないところが児童文学らしい。カッちゃんの運動苦手エピソードはあまり要らなかった気もする。キラップ女史って何に出てきた登場人物だったか思い出せない。2023/08/18
たぬ
12
☆3.5 5年生の息子を負け犬呼ばわりって。この母親ひどくない? ミステリーツアーでたどり着いた先では守銭奴ババアが平気で噓をついてくるしさ、もうカッちゃんの味方は天敵のはずだった犬のゴンタだけなんじゃないの? 体に貼り付けた1円玉が増殖して魚のうろこのようになるシーンはトライポフォビアの私としてはぞわりとしましたね。魚が人間に復讐するなど内容てんこ盛りのわりにはオチがあっさりしすぎていて物足りなかった。2024/12/06
志乃
7
再読。子供の頃に読んで号泣したの。でも今は淡々と読みおわっちゃった。子供の頃はもっと純粋な気持ちで読んでたのかな。。。でも生きるためには殺生は必要だけど、せめてちゃんと感謝をしなきゃいけないなと思いました。ごはん前に「頂きます」と手を合わせるのは、命を頂きますと感謝すること。2014/08/10
kokekko
4
小学生のトラウマシリーズ(笑) 「何か起こっても強いヒーローが出てきて助けてくれるめでたしめでたし」になれていた年齢の時分にはかなり怖かったです。でも、今読んでも面白い。全てのエピソードがきれいにまとまるタイプのお話ではないけれど、一つ一つのエピの丁寧さ、「あーあーあるある」感、そしてシリーズを通して通底する『怒り』と『希望』が強烈に胸を打つ。ちょっとだけナウシカを思い出した。オルガ僧、ご青目さまになったんだね。キラップ女史が相変わらず豪傑でカッコイイ。2011/12/30
あき☆ブラック・ベア
3
これはちょっと嫌な人が多かった。あと終わりがあっけなかった。途中の展開でこれどう転んだって正解を出すことはできなくない?と思ったんだけどこう終わらせるのか…。かっちゃんはいい子でこの子が幸せになってほしいんだけど色々不器用なところが歯がゆくて…。成長と共にこの子の衝動や感情が落ち着いていくといいなと願わずにいられない。2024/07/28