クレヨン王国黒の銀行

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クレヨン王国黒の銀行

  • ISBN:9784061472532

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内容説明

美穂は中学1年生。バスも通わぬ山奥の祖父の家へ、ふもとの町の銀行員・彰子の愛車で出発。ところが、とちゅうで助けた男女は、なんと銀行強盗! 車は乗っとられ、雨が降りだした山道をとぼとぼ歩くはめに。だが、雨やどりした洞くつで、クレヨン王国黒の銀行のキャッシュカードを手に入れたことから、美穂と彰子は、強盗に猛反撃を開始した……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かのこ

52
山奥にひとり住むおじいちゃんの家へ向かう中学一年生の美穂。麓の町の銀行員・彰子ちゃんの愛車に乗って、楽しい道中となるはずが、二人が助けた男女は銀行強盗だった!洞窟で拾ったクレヨン王国黒の銀行のキャッシュカードからブラックを引き出して、二人と強盗の対決が始まる…。シリーズに登場するキャラクターの中でも印象的な人・彰子ちゃん。女の子らしい外見で颯爽と愛車を運転するその姿に子供の頃すごく憧れました╰(*´︶`*)╯黒の銀行の預金システムや二人のギリギリのやりくり笑なんかも今読んでも楽しい。シリーズ中期の名作。2017/07/16

レモン

42
初読。人気があるのは知っていたが、幼少期は赤・黄・ピンクなどわかりやすくカラフルな色が好きだったので読まなかった作品。昭和のノリというか美穂と彰子の掛け合いについていけない部分があり、子どもの頃に読んでいたらもっと好きになれたのにと思うと少し残念。銀行強盗が自然の力で改心していく様子が微笑ましい。人工物ではない黒いものなら何でも引き出せる黒の銀行が面白い。おじいちゃんはもちろん、美穂や彰子も植物や鳥の名前をよく知っており、自分を含め現代人は生物に関する知識をどれだけ持っているだろうか、と考えた。2023/03/16

しきぶ

6
このシリーズで好きだった作品のかなり上位に入る物語。子供の頃に本の世界に入り込んで読んでいた感覚を覚えているので、その感覚を味わえるかと思って数十年ぶりに再読。期待(?)していたほど入り込めずに読了に時間がかかってしまった。主人公と同年代だった頃と大人になった今では感覚が違うのかなぁと寂しさを感じつつもやっぱりこの話の設定は面白い。主人公2人の掛け声や歌はどこかで口をついて出てきそう。物語の最後は記憶が薄かったけど、話の終着地点の面白さは今読むほうが感じ方が深い気がする。2017/06/02

まー

4
昔大好きだったシリーズを再読中。足の小指をぶつけるたびに、この本のことを思い出します。黒の銀行のアイデアも、出てくる人たちもみんなステキで、好きなお話。あっ、虎屋の羊羮もこの話を思い出すなぁ…2014/05/29

きゃい

4
すっとんきょうが痛快。強盗2人の更生に泣き叫びたくなるのは美穂ちゃんだけじゃなかった。彰子さん、お友達になりたい。昔は他ほどには好きじゃなかった気がするけど、自然との共生とか、当選からのよくできたラスト。例にもれず考えさせられる話。2014/02/15

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