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内容説明
6年生のまゆみは、見知らぬ青年三郎の運転するトラックでいつのまにかクレヨン王国に入っていきます。そこで、まゆみは、三郎、ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサとともに、「月のたまご」を救出することに──。それは、危険がいっぱいの未知への愛と冒険の旅だったのです。クレヨン王国シリーズ8作め。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
45
中学受験に失敗したまゆみは、不思議な青年・三郎と出会い、クレヨン王国へ。二人とニワトリのアラエッサ、子ブタのストンストンは、行方不明となった月のたまごを救出する「月のたまご救援隊」となり、危険な冒険の旅へ出る。 パート8、さらに完結編まである、クレヨン王国シリーズでも人気の高い作品。私的にロマンス面が強すぎてあまり好みではないのだけど、三郎の秘密、8000年かけて孵る月のたまごが地球でどう育まれるかの設定なんかは面白いなあと思う。他の作品にもいっぱい出てくるアラストコンビもこの作品で初登場☆2017/06/23
レモン
35
アラエッサとストンストンコンビが想像以上に登場してくるので、ずっと未読だった月のたまごに着手。クレヨン王国のロマンスはあまり興味がないんだよなーと思いながらも、読み始めるとそこまで気にならなかった。小学生の女の子が思い描く理想の恋愛という感じ。ストンストンの意外すぎる残酷な行為にびっくりするが、現実を直視したくがないために自らを正当化しようとするところが人間臭い。児童書だからと人物造形を簡単にせず、醜い部分もきっちり描かれるのが良い。サード殿下…切ない。2024/04/25
佐島楓
30
小学六年という年齢の女の子まゆみは、三郎と名乗る青年のトラックに乗ることでクレヨン王国に迷い込んでしまう。ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサを加え、共に冒険の旅に出る。そして明かされるこの世界と三郎の秘密。この三郎の秘密がなかなか衝撃的で、今読んでも胸が疼きます。主人公のまゆみと同じ年齢のころに初めて読んで、とても感情移入してしまったことを、昨日のように思いだせて切なくなりました。二巻へ。2014/12/05
megumi♪
16
一人だけ志望校不合格というつらい現実に直面したまゆみが三郎と共に訪れたのがクレヨン王国。落ち込んでる時に素敵な青年が現れるというのは王道ですね。月のたまごにまつわる冒険にゆかいなコンビ、アラエッサとストンストンが加わって、さまざまな危機を乗り越える。嫌な感情の浄化、仲間を思いやること、冒険譚の中に子供達に伝えるべき大切なことも盛り込んであるのはさすが児童書の鑑です。2020/06/15
たぬ
15
☆3.5 出だしこそ「これは楽しいファンタジー活劇なのでは」とテンション高く読み進めていたのだけど半分すぎくらいから失速してしまいました。まずラブロマンスが邪魔。まゆみが高校生ならいいけどさ、中学受験に失敗ほやほやの12歳じゃ違和感しかないです。次にまゆみの性格があんま好きじゃない。嫌いな人には挨拶しないってまだまだコドモだわね…。まゆみが作る詩は完璧昭和のアイドル歌謡だなー。パート8まであるから以降の盛り返しを期待。2024/11/06




