講談社青い鳥文庫<br> クレヨン王国の十二か月

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講談社青い鳥文庫
クレヨン王国の十二か月

  • 著者名:福永令三【著】
  • 価格 ¥678(本体¥617)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061470439

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内容説明

大みそかの夜、ユカが目をさますと、12本のクレヨンたちが会議をひらいていた。クレヨン王国の王さまが、王妃のわるいくせがなおらないうちはかえらない、といってゆくえをくらましたのだ。おどろいた王妃は、ユカといっしょに王さまをさがしもとめて、ふしぎな旅に出る。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅら

244
30年以上ぶりに再読。12ヶ月で12色のクレヨンで12の悪い癖という決まり事があり、その中でのすったもんだなファンタジーが形にはまってきれいに気持ちよく進むというか。好きだな、こういうの。よく考えたら1年かけて王様を探すなんてものすごく冒険物。最後帰ってきたら別れが辛い。思わずこちらもウルっときてしまった。挿絵もかわいい。当時もこの世界ハマったけどやっぱりクレヨン王国、楽しそうだな。また行きたい。シリーズ読んでいこう。2019/02/02

まりお

43
久しぶりに夢のクレヨン王国のOPを聞いたので。シルバー王妃とユカちゃんの、ゴールデン王を探す12ヵ月の旅。それと同時にシルバー王妃の12の悪い癖を直す。12の悪い癖に苦しめられながら、自分の悪いところを見直していく。2017/11/26

レモン

41
大みそかか元日に読みたかったけど、少し出遅れ。12か月を12色で彩り、シルバー王妃の12の悪いクセを1つずつ改めながら、逃げたゴールデン王を探す旅に出る。小学生の頃に美しい世界にすっかり魅了された。なぜ今はそんなに人気がないのか不思議。ついでに三木由記子さんの挿絵付きが至高。中でも、6月の人形の町の世界各国の人形とごちそうがとても魅力的。何回も再読しているのでどの月も鮮明に覚えており、好きな話しかない。10月の少し切ない終わり方も良い。新しい月になるたび、次の月の色の服に着替えるのが少女心をくすぐられた。2022/01/02

カノコ

30
シルバー王妃が12個の悪癖を克服しながら、ゴールデン国王を追いかける一年の旅。20年ぶりに読み返して驚いた。シルバー王妃って、こんな魅力的な人だったのか。確かに、たくさん悪い癖があるのだけれど、いつでも心根は真っ直ぐでユーモアがあって…なんだかとても素敵だと思ってしまった。作品全体を彩る世界観が鮮やかで、色彩の洪水のよう。絵本のような雰囲気を引き継ぎつつも、それでも本が好きな少女にすこし背伸びさせてくれた、特別な読書体験をくれた作品だったような気がする。挿絵を見ると当時の記憶が鮮明に蘇るのがすごい。2018/03/17

よしみん

24
子どもに読ませる前に再読。十二の悪いクセをシルバー王妃に治すように言い残して消えてしまったゴールデン王様。ユカと一緒にクレヨン王国の十二ヶ月を旅することになる。白や黄色などの十二色の国の鮮やかな色。王妃様の「悪いクセ」と向き合う時間がとてもいいですね。それから、それぞれの色の服に着替えたりするのが大好きだったのを思い出しました。私が小学生の時に大好きだったシリーズなので、小学3年生の娘が気に入って読んでくれたらいいなぁと思います。2016/05/12

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