クレヨン王国の白いなぎさ

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クレヨン王国の白いなぎさ

  • ISBN:9784061471450

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内容説明

さっちゃんと、「百点マシン」こと菅原君は5年生。毘沙門さまの節分会で、かるたの清少納言のふだを追って、タヌキの「かげ売り屋」から人魚とゲンゴロウのかげを買います。二人は、クレヨン王国の世界へどんどん足をふみ入れて……。ゆかいな会話と意外な展開で一気に読んでしまう「クレヨン王国」シリーズ5作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昼夜

8
色んな影を付け替えて遊んでみたい。それで自分の夢が一番か確かめてみたい。2010/04/15

NOVE

5
長らく清少納言の名前をナゴンだと勘違いするきっかけになった一冊。実は記憶に薄く、なんでかなぁと読み返して判明。本作最大のエピソードは百点マシーンこと、たっちゃん。雨の日は家に閉じ込められ勉強を強いられていた彼は、夢を売ることで老いた亡霊となり、クレヨン王国に閉じ込められる。現実世界に戻るのは彼の影だけ。晴れの日の記憶だけを持つ、勉強は苦手でもやさしい少年として再生するわけだが。外遊びが苦手だった幼少期の自分には腑に落ちなかったわけだ。このエピソードの解釈で本作の評価は大きく分かれる。2018/12/06

ももいろ☆モンゴリラン

2
クレヨン王国を訪れる子は、親がいなかったり、寂しい思いをしたりしている。当時の読者層(友達ほっぽって本を読む子)を想定していたのかな? 百点マシンはさつきとはちがい夢をあきらめてしまったせいで(どんな夢で、どういう対価でバクと交渉したのかも気になる)影と入れ替わってしまったけど、ほんとうにそれでいいのか…?2024/03/03

レモン

2
当時はバクのシャトータウンの豪華なお城に憧れていたが、鬼の襲撃や海ザクラ、百点マシンのなれの果てなど怖い描写が多くてエピソードがどれも記憶に残っていた。夢を持ち続けることの大切さを説いているが、どんな状況でも夢を持ち続けるのは無理があるよな、と考えてしまう凡人の大人になってしまった。2021/03/27

...

2
大人が読んでもブラックジョークがキツいと感じる。子どもたちはどんな風に感じて読んでいるのだろう。 面白い。影を無くした人は、哀れではないんだとかんがえられるサッちゃんが怖い。たしかに、彼女の言っていることは正論なのだけども。人生を達観しすぎてる。2017/01/07

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