クレヨン王国の花ウサギ

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クレヨン王国の花ウサギ

  • 著者名:福永令三【著】
  • 価格 ¥678(本体¥617)
  • 特価 ¥338(本体¥308)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784061471030

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内容説明

ウサギのロぺは、ちほと健治きょうだいの大のなかよし。ある日、ゆくえ不明になった健治たちをさがしに出かけたちほは、ロぺの案内でクレヨン王国へ。そこで、悪魔のアオザメオニと対決することになったが、それには、どうしても伝説の花ウサギのすむヤマボウシの木を見つけなければならない……。『クレヨン王国の十二か月』の姉妹編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

216
小学生の時読んだけどすっかり内容は忘れてた。人間は生活を便利にするために自然を破壊していく。だから人間は悪い、いや、そうじゃない、優しい美しい心もある⋯という葛藤な作品です。虫や動植物の立場になったらその人間のやる事に嘆く、という視点も描かれていてなるほど、と思った。ちょっと植物や動物の名前が多すぎ特徴がつかめないため想像できないところが多く、ややドタバタ感はありますが今回も冒険物でした。春休みに見るドラえもん長編映画のようです。長編アニメ化するといいかも。最後、うさぎのロペとの別れが寂しいです。2019/03/21

さつき

72
暇を持て余した娘のために納戸から引っ張り出してきました。クレヨン王国シリーズ、ちょうど娘くらいの頃によく読んでました。懐かしい!つい自分が先に読んでしまいました。最近、ウサギを飼いはじめたのでウサギのロペの仕草の一つ一つが可愛い。小鳥や虫、樹木、水の生き物達の描き方がその生態を正確に写していて厳しさも含みつつ、どこまでも優しい世界観を作っているのが素晴らしいです。ロペとの別れは著者の実体験が入っていたとは!切ない話しでした。2020/05/05

ソルティ

64
これ前ツイッターで話題に出た。主人公の男の子が傷を癒すために12色の温泉で湯治するんです。そのシーンだけよく覚えてる。

かのこ

53
ウサギのロペと和尚さんのお父さんと暮らす健治とちほ。遠足の途中行方不明になった健治を探すためロペとちほはクレヨン王国へ。シリーズの中でも思い入れのある作品。冒頭お父さんが作ってくれる朝ごはんとお弁当が素敵✨ロペの仕草等和むシーンも多いけど、内容的には前作以上にシビア。人間の利便のため、多くの動植物が苦しんでいる現実。冒頭でハコベを無造作に踏みつけるちほちゃんが、ラスト戦車を降りる決断をするのが今読むとちほちゃんの成長、変化なんだなあと思う。子供のために命をかけて行軍するカエル達の話が今回一番印象的だった。2017/05/22

レモン

43
自然破壊・環境問題について深く考えさせられる作品。山へハイキングへ行ったちほの兄・健治と同じ班の児童3人、校長先生が悪魔のアオザメオニによって虫や鳥、魚などに姿を変えられてしまう。ちほと飼っているウサギのロペは兄の救出へ向かう。ヒキガエルが毎年産卵する池へ向かう途中に高速道路が敷設され、多くの仲間が死んでしまったり、せっかく水辺を見つけても洗剤などで汚されていたり、無数の生き物が棲息する池が工事により枯渇の危機に陥ったり。生き物の目線から描くことで、自然破壊の影響を間近に感じることができる。2022/03/09

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