講談社青い鳥文庫<br> クレヨン王国なみだ物語

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講談社青い鳥文庫
クレヨン王国なみだ物語

  • 著者名:福永令三【著】/三木由記子【画】
  • 価格 ¥647(本体¥589)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061471863

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内容説明

お日さまが、空から力いっぱい投げつけたなみだのうち、七つぶだけがクレヨン王国にとどきました。そして、まだなみだのあつさもにがさも知らない七つの者たちがこの物語の主人公にえらばれて、うれしいなみだ、悲しいなみだをながしながら、なみだのねうちを知ることになるのです。「クレヨン王国」シリーズ、待望の7作め。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

15
☆3 私自身はここ数年どんなことで泣いたかなと考えると、本を読んで感極まってというのがいちばん多い。特定の曲を聴くと条件反射で涙が出てしまうパターンも数曲あるし、これは昔からの傾向だけど心がどうしようもなく弱っているときに優しい言葉をかけられると号泣必至、あとテレビなんかで一般人が泣いているのを見るとつられて涙腺がゆるゆるになる。「涙」を主題にした7つのお話はさらっと読めたけどやや物足りなかった。2024/10/31

アヤ姉

14
再読。「なくというのは、いいきもちのものだなあ」そう思えたことあるかな。世界で一番の働き者、お日さまのこぼした「なみだのつぶつぶ」。それを受け取った泣いたことがないものたちのお話7編。カカシ、算数の本、カタツムリ、植木ばち、人形、赤信号、ヤマザクラ。冒険はなく、クレヨンも出てこない。それでも「クレヨン王国だなあ」と胸の奥がじんとする。言葉が通じなくても誰かと関わり、生まれる感情いっぱいのなみだ達。「なみだのねうち」を、自分以外の誰かの想いを感じ考えるって大切なことだ。植木ばちとヤマザクラの話が印象的。2015/10/29

はるき

9
涙をテーマにした短編集。実験的と言うか結構シビアな話もある。子供のころはピンとこなかったが、泣くことで浄化されることって結構ある。涙を流すことを恥だと思わないようにしたい。2015/09/30

昼夜

8
この前、いつ泣いたか思い出せない。小さい頃から泣くなって言われてきたから涙は悪いものって思ってた。2010/04/21

megumi♪

6
人間以外の者達が色んな涙をながす短編集。児童書ながらえぐいところをつくお話もあって、大人でも心に刺さる。歳を重ねると無機物に気持ちが無いのは分かっているけれど、それでも周囲の人達だけでなく、生き物、持ち物も大切にしたいなと思える一冊。2019/10/09

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