内容説明
第三部「領主の養女」アニメ化決定!
アニメーション制作:WIT STUDIO
「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)
殿堂入り!
シリーズ累計1000万部突破!(電子書籍を含む)
雪解けに祝福を! 領地に繁栄を!
春の訪れに華やぐビブリア・ファンタジー最新刊!
【あらすじ】
近付く春。ローゼマインに下町組との別れを悲しんでいる暇はなかった。貴族院の一年生が終わり、やることはてんこ盛り。
ルッツと約束した本を増やすことはもちろん、春を寿ぐ宴ではエーレンフェストの政略として、ヴィルフリートとの婚約を発表。上位領地への対抗策を次々に繰り出す。
神官長との魔術具のインク作り、直轄地を魔力で満たす祈念式、ハルデンツェルでは図らずも古い儀式を蘇らせることに……。領地の発展を目指し、下町の大規模な整備まで実施する中、他領の暗躍も活発になっていく。
雪解けに祝福を! 領地に繁栄を! 春の訪れに華やぐビブリア・ファンタジー最新刊!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!
著者について
●香月美夜
本作でデビュー。救急車の初体験によって周囲にたくさん心配と迷惑をかけました。皆様も健康には注意してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
138
自領での日々。婚約発表、領主会議、神事、図書館ウサギの衣装作り、下町改造などなど話題は様々でも、ローゼマインが波紋をもたらす役回りなのは不変でした。色々あったのに全体として「閑話休題」の印象を持ってしまうのは、既に学園生活が主軸のように感じているからでしょうか。巻末の短編のゲオルギーネは相変わらず悪辣そうで、何を仕掛けてくるのか恐ろしいです。特にフェルディナンド絡みで何を言ってくるか気になるところ。次の短編ではエルヴィーラお母様の偉大さ再確認。騎士団長お父様の株は大きく下がりました。2018/09/24
雅
107
春を呼び込んだり街を常花させたり、規模の大きな魔法はファンタジー感があって好きです。婚約があっさり目なのはローゼマインらしい2023/11/23
こも 零細企業営業
106
貴族のインフラ整備力がハンパない。魔力って万能すぎる。 それに奔走する兵士達もなかなかに胸熱。 ただ、貴族が平民地区改造について告知するつもりがないとか・・ホラーだ。2019/11/28
めぐ
79
恋愛物語を「インド映画!?」と言うローズマインのギャグセンスが好き。細かいエピソードがたくさんで強い印象の無い巻だなぁ、グーテンターク達は忙しくて(こき使われ)大変そうだなぁ、フェル様の魔法陣を使う魔術はかっこいいなぁなどと、平和気分で読んでいたら、まさかのダブル・アーレンスバッハ(隠密)決定!!領主様は言われた通りに承諾してきてしまったのね。断れなかったのね。上位貴族からでも断るべき案件だったのに。これで護衛騎士見習いの訓練が急務に。ボニファティウスおじい様にハッスルしていただかなければ。2021/03/31
まりも
64
ヴィルフリートとローゼマインの婚約から始まる貴族院編の第四弾。婚約したから急にラブコメ路線に行くの?と不安に思ったそこの貴方。安心してくださいそんな事はありません。むしろそんな話は何処か遠くへ行ってしまいそうなレベルで新たな騒動を引き起こすのが我らがローゼマイン姫様。そこに痺れる憧れる。そんでもって今回はギュンターの格好良さと、ヴィルフリートの残念っぷりも際立っていたりもした。ヴィルフリートは普通に凡庸なだけで、決して悪い子じゃないんだよ?何はともあれ嵐の前の静けさといった感じの内容でした。2018/09/12