内容説明
第三部「領主の養女」
2026年TVアニメ放送決定!
アニメーション制作:WIT STUDIO
「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)
殿堂入り!
シリーズ累計1000万部突破!(電子書籍を含む)
大人気【ビブリア・ファンタジー】!大増ページでお届け!
書き下ろし短編×2本も収録!
【あらすじ】
本の少ない異世界で、本を作るために奔走する少女・マイン。ようやく紙作りが上手くいったのも束の間、「身食い」と呼ばれる病に倒れてしまう。周囲の助けもあり、少しずつ元気を取り戻すが、この病には秘密が隠されていて……。広がる世界、加速する本作りへの情熱!シリーズの今後を占う、怒涛の第一部完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
302
続いて第三巻です。単なる異世界図書館ファンタジーだと思って読み始めたら、ものづくりや商売の要素を盛り込んだ経済小説でもありました。面白くなってきたので、「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」全巻完読プロジェクトを立ち上げます。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/12013151 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=1188238932024/03/09
こも 旧柏バカ一代
144
家族と別れ、貴族に飼い殺しにされるなら滅びを選んだハズが、、神殿でグリコのポーズにツボってブっ倒れ、運ばれた先に図書館があった・・その事実に大興奮して巫女見習いになりたいと神殿長に直訴してしまうw提示された寄付金額に目が眩んで、さらに身食いである事が判ると神殿長は大歓迎するが、、平民だと判ると高圧的になり、それにキレたマインの魔力に神殿長がダウンして、その代わりに神官長が対応する。 そこで灰色神官になるはずが、貴族待遇の青色神官となり、さらに通いでの通勤も許可される。 まさに波乱万丈。2019/11/05
雅
141
本が読みたい、その一心で突き進むマイン。少しづつ距離を縮めていくみんなとの関係性がとても素敵。それぞれの立場から描かれた短編も良かった。完全にハマった2021/10/14
セウテス
81
【本好きの下剋上シリーズ】第3弾。洗礼式で図書館を見付けたマインは、神殿の巫女見習いになりたいと考える。身食いは病気ではなく、魔力を持つ者が成長により、自身で調整出来る様になるまでの問題であると判る。よって成長期には、定期的に魔力を吸収させる魔装具が必要となるらしい。魔装具を持たない下層民に、魔力を持つ者が生まれた際の問題だったのだ。そして神殿には魔装具があり、神殿も魔力を必要とする存在であった。それにしても、本に向かうマインの熱量はすごい。私も置場所の無くなりつつある本の為に、他の断捨離を進めなくては。2022/05/24
まりも
73
本大好きな虚弱体質持ちの少女が、自分の本を作る為に奮闘するビブリアファンタジーの三冊目。「身食い」が急激に悪化してしまい、余命1年となってしまったマインの運命が大きく変わっていく話。第一部完に相応しい素晴らしい展開ですね。色んな所でマインがもたらした技術の影響が出たりしてたけど、今回一番印象に残ったのはマインの家族な知人たちとの絆や愛情が見れる後半からの展開です。急激に環境が変化していく中で、自分たちの出来る最大限の手段でマインを護ろうとする彼らの姿は読んでいて心が打たれました。次巻もとても楽しみ。2016/03/06