角川文庫<br> 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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紙書籍版価格 ¥792
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角川文庫
金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

  • 著者名:横溝正史
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2012/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041304044

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内容説明

世の中を震撼させた青酸カリ毒殺の天銀堂事件。その事件の容疑者とされていた椿元子爵が姿を消した。「これ以上の屈辱、不名誉にたえられない」という遺書を娘美禰子に残して。以来、どこからともなく聞こえる“悪魔が来りて笛を吹く”というフルート曲の音色とともに、椿家を襲う七つの「死」。旧華族の没落と頽廃を背景にしたある怨念が惨殺へと導いていく――。名作中の名作と呼び声の高い、横溝正史の代表作!!

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

363
★★★★☆ 金田一シリーズの中でも有名な作品であり、リーダビリティは高い。あとタイトルが秀逸。しかし、登場人物に癖がありすぎ、読んでてモヤモヤした。 本作でも金田一の推理は後手に周り、犯人に殺害計画を完遂される。犯人はそれほど意外ではない人物だったのでもうちょい早く捕まえられた気がするのだが… 偶然が重なって犯行がうまくいった部分が多いので、ミステリとしての評価はあまりできないかな。ただし陰鬱な雰囲気はさすがだと思う。2021/03/01

nobby

167
そうか!『悪魔が来りて笛を吹く』というレコードが流れるのか!冒頭から示される曲説明に始まり、いきなり語られるのは一世を震撼させたという天銀堂事件。その容疑者ともされた椿子爵の失踪及び自殺、はたまた斜陽階級の堕落ぶりを目にしながら連続殺人にのめり込む。そこに悪魔の紋章とか黄金のフルートなんて埋め込まれるのは反則!流れるままの一気読みに、大きな捻りはないが気になる展開や伏線には唸らされるばかり。徐々に屈辱や畜生などと言い表される事実が浮かんでくる虚脱感が横溝作品の真骨頂。実際に曲を吹いていれば…の後悔は衝撃!2018/06/16

さるまる

106
言わずと知れた横溝作品。 もはや古典なので古さは否めないがそこは日本のミステリーの起点と考えるべきだと思います。個人的には横溝作品で秀逸なのは謎とかトリックとかよりもその雰囲気。独特の雰囲気は他の追随を許さないと思います。2020/10/24

NAO

104
【刑事・探偵週間参加】1948年に起きた帝銀事件をもとに、没落した元華族の屋敷を舞台にした忌まわしい事件を絡ませた話。決して光が当たらない闇がうごめく殺伐とした戦後。うごめく闇の中、生活能力がないまま没落していく貴族たち。何もできない、何もしない、でもプライドだけは高い、一般的な常識からは逸脱したその階級独特の妖しさ。古い時代の話なのにぐいぐい読ませるのは、レトロな雰囲気と、怪奇めいた話がうまく融合しているからだろう。横溝正史は、どこかに何ものかが潜んでいそうな暗い部分があった時代を描くのがうまいと思う。2019/02/20

naoっぴ

104
これは良いものを読みました。サスペンスミステリーの傑作。「天銀堂事件」の容疑者だった椿元伯爵が行方不明になったのち、彼の親族がひとりひとりと殺されていく。近親婚の続いた一族の底知れぬ淫靡さ、だれもが語らぬ一族の不祥事など、謎めいた雰囲気が魅力的。きわめつけは殺人の起きる時刻に流れる不気味なフルートの音色。ここは是非じっくり想像しながら読んで恐怖感を味わいましょう♫ 最後で明らかになる事実も重みがあり、曲のからくりもなるほど!という感動が。予備知識なく読んだだけに新鮮で面白かった! 2018/08/29

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