角川文庫<br> 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

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角川文庫
金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

  • 著者名:横溝正史
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2012/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784041304686

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内容説明

金田一耕助の不吉な予感は適中した――。彼の依頼人である刑部島出身の大富豪越智竜平が、島に凱旋帰郷した直後、恐るべき殺人事件が発生したのだ。まず、刑部神社祭礼の夜、宮司が何者かに刺殺され、続いて宮司の双生児の娘一人が、人里離れた隠亡谷で絞殺死体となって発見された。事件解決に向けて、金田一と磯川警部は手掛かりをつかむべく、懸命に島内を探索し始めるが……!? 巨匠が最後に綴った、記念碑的作品!!

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

130
待ってました!言わんばかりに物語が加速、というか加速し過ぎwww。事件は島に棲む二族間の悲劇、そして誘起される狂気が痛ましい。これらを終わらせるために、結果的にこれだけ多くの血(=命)を必要とした物語。そしてこれを解き明かした金田一は何を思うのか・・・。2025/02/02

セウテス

81
下巻に入ると、様々な物事がサッーとテンポ良く動き出す。金田一の推理がいよいよ始まるのだが、何時も通り最後まで真相を明らかにしない。犯人や背景は、残念ながら伏線が語られるより遥か前に、こう言う事だろうと予測出来てしまう。終盤になり、金田一作品の名物とも言える大洞窟が現れ、思わずニンマリとなる。磯川警部の悲しい過去が、事件と関わって明らかになるという展開は、しみじみと心に残る。上巻で広げるだけ広げた怪奇設定が、きちんと説明されて収束するのは気持ちが良い。横溝作品の素晴らしさを盛り込んでいる、と思うと感慨深い。2017/06/23

金吾

61
○後半話が一気に進みました。狂気を書かしたら横溝さんはすごいと感じます。ただ殺害の動機がわからないまま殺害された被害者もいると感じました。2024/06/20

えみ

53
昏迷の叫びを聞いて凄惨な事件の結末に怯える。いつになく切ない…、こんな真実。磯川警部、まさかの事件。いつもながら金田一耕助が巻き込まれ、事件の渦中に組み込まれてしまった結果、刑部島で起きた殺人事件を解決すべく奔走する。その中で明らかになっていく予想に反して大きくなっていく磯川警部の過去。それに加えて過去に忽然と姿を消した大切な人を探す人々に訪れる再会の時。これが混沌とした時代の残滓か。島で何が行われていた?何が起こった?滞在する島で次々起こる変事。腐敗した幸せ、彷徨する悪夢、悪霊島の惨事が明かされる。2025/02/25

TAKA

49
今作は磯川警部が主役でしたね。まさかの展開で、警部が事件の鍵を握るとは。今回は時代背景も高度成長期だったのもあるかもしれないが警察陣の活躍もすごかった。昔映画でみたのと原作がこんなに違ってたとは思わなかった。岩下志麻の巴御寮人は狂気過ぎたのか。横溝さんには洞窟は必須アイテムです。2019/01/29

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