角川文庫<br> 金田一耕助ファイル3 獄門島

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角川文庫
金田一耕助ファイル3 獄門島

  • 著者名:横溝正史
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2012/05発売)
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  • ISBN:9784041304037

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内容説明

獄門島――江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! トリックを象徴する芭蕉の俳句。後世の推理作家に多大な影響を与えたミステリーの金字塔!!

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

345
横溝作品の最高傑作として選ぶ人が多いようだが、読み終わって、やはり「悪魔の手毬唄」の方が良いと思った。もちろん本作もすごい傑作であることは変わりがない。方程式の登場には驚くが、作者は薬学を学んだ理系の人であった。1948年作品なので、金田一自身もそうだが、戦争の影が非常に大きな比重をしめている。終戦後の離島での社会の変動を、半ば予想しながら描いたようだ。さて岡山の磯川警部ものには名作が多い。「本陣」と本作のあと、9年後に「毬」が書かれたことも感慨深い。発表とは逆順になったが、次は「本陣」を読みたい。2020/04/22

kaizen@名古屋de朝活読書会

241
有名な話だけど実際に小説で読んだのは初めて。瀬戸内海の県境の島が舞台。日本の推理小説の古典の一つかも。解説:中島河太郎。横溝が東京を離れた時が2度有り、その時に作風が変わっているとのこと。2013/09/21

nobby

211
「三人の妹が殺される…」そう言い残した戦友の死を告げに訪れた獄門島。はたして金田一はその殺人を防げるのか。作品全体のおどろおどろしさに加えて、思いのほか静かに進む展開が醸し出す雰囲気が素晴らしい。さらに殺人の見立て・俳句など惹かれる事柄や座敷牢・妾やら気になる言葉など魅力たっぷりな要素満載。今ではNGであろう「気違いじゃが仕方がない」の意味に加え、最終章で語られ気付く伏線への結びつきは爽快そのもの。その一方で何とも重い殺人動機と最後明らかになる事実がとにかく切ない…2017/06/10

🐾Yoko Omoto🐾

200
何度目かの再読。石坂版の映画も、数回観ているほど横溝の中では好きな作品だ。流れ者が寄せ集まり構成された島を一代で豊かに潤わせ、その権力を確固たるものにした島主「鬼頭家」。何かの見立てになぞらえたように殺されてゆく、鬼頭家の奔放な3人の娘たち。分家に滞在する謎の美青年、島を徘徊する怪しげな復員兵。島の中枢を担う3人の翁たち、本家と分家の確執など、物語を動かす魅力的な要素の多さが堪らない。戦後間もない不安定な時代背景に乗せて、全てが恐ろしいほどに重なり引き起こされた悲劇に対し、余りにも哀れな結末が印象深い。➡2016/12/04

夜間飛行

182
私にとって推理小説の醍醐味は、殺人事件をロジックとして楽しむことにある。生意気を言うようだが、そのためには空間と会話が欠かせない要素だと思う。空間といえば、ヴァン・ダインの「グリーン家殺人事件」のような洋館が一つの典型といえるだろう。その点、横溝正史は日本の風土の中で和風建築による密室を試みたり、鍾乳洞や塔など、果敢にミステリ空間の可能性を広げてファンを楽しませてくれた。中でも獄門島は見事な舞台設定で、島全体を一つのロジカルな空間と化し、それを利用して当時としては驚くべき大がかりなトリックを仕掛けている。2013/09/28

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