角川文庫<br> 金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

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角川文庫
金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

  • 著者名:横溝正史【区分表記なし】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 特価 ¥429(本体¥390)
  • KADOKAWA(2012/05発売)
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  • ISBN:9784041304389

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内容説明

裕福な避暑客の訪れで、閑静な中にも活気を見せ始めた夏の軽井沢を脅かす殺人事件が発生した。被害者は画家の槇恭吾、有名な映画女優・鳳千代子の三番目の夫である。華麗なスキャンダルに彩られた千代子は、過去二年の間、毎年一人ずつ夫を謎の死により失っていた。知人の招待で軽井沢に来ていた金田一耕助は早速事件解決に乗り出すが! 構想十余年、精魂を傾けて完成をみた、精緻にして巨大な本格推理。

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

162
【図書館本】避暑地軽井沢で起きる、有名映画女優を巡る数々の殺人事件。登場人物が多く、その関係性と人物像と起きた事件とアリバイと…と把握するのに中盤まで悪戦苦闘。 600pもあり、少し冗長な感じは否めないが、その分丁寧に作り込んであって、ヒロイン鳳千代子やその現在の恋人飛鳥忠熙の人物像も魅力的。読み進めるほどに、え、誰が犯人でも嫌かも…と思えるタイプの金田一シリーズ。 犯人が着け続けていた「仮面」の見事さには圧巻。見事に騙され、もはやお決まりの大団円感もまた良き。楽しめました。2018/09/15

セウテス

86
金田一耕助シリーズ第22弾、金田一ファイル17。〔再読〕軽井沢を舞台のひとつに現代的な雰囲気があり、その壮大な設定の匠さこそ横溝作品だと思える物語。人間関係の深さや、戦争が残した社会問題を、見事に描いているとも言える。ただある種の特別な知識が無ければ、終盤の真実を隠していた者の告白まで、犯人を特定する事は出来ないと思う。仮面を被り舞踏を演じている者はいったい誰なのか、せっかくの伏線をいかした展開のままに、終幕へと論理を広げて欲しかった。人気作品ではないが横溝作品を知る上、是非とも読んで欲しい作品でもある。2018/07/12

かめりあうさぎ

51
軽井沢を舞台にした戦後の雰囲気漂うミステリ。登場人物がとても多く一覧表に付箋しながら読みました。後半は金田一さん結構攻めの姿勢で、いつも以上になかなかの策士っぷりだった気が。謎解きとしては、論理的な解決とは言い難く少し残念だったが、エピローグで結末をうまくまとめたところで読了感はそれほど悪くなかったです。タイトルもうまい。しかし、犯人の壊れっぷりはシリーズの中でも一二を争うのでは。2018/12/02

えみ

48
金田一耕助という芸術。本格推理小説もここまで極めていると、事件そのものの他にももっと刺激を与えてくれるモノを求めてしまう。読者として良いか悪いかは置いといて、読者としての私はシリーズものには特に我儘で欲張りになってしまう。もっと謎を、もっと妖しさを、もっと真実の裏のとんでもない事実を見せて!と。とにかく止まらない渇望を裏切らず次々と欲求に応えてくれる…それがこの仮面舞踏会で正体を隠して踊る容疑者たち。穴だらけの犯行は穴を埋めるだけの「まさか」が覆い隠す。スキャンダルに犯人は笑う、ほくそ笑むのは読者も同じ。2025/01/25

りょうこ

47
仮面舞踏会の仮面とはそおゆう意味だったのね!金田一耕助シリーズの長編版。楽しく読めました。美沙ちゃんの会話でいちいち丁寧語に直す所が読んでいて若干のペースダウンになったけど全体的には読み応えのある本でした。面白かった!2012/09/25

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